Ultra Light 8.0.2 には、次の新機能が導入されています。
Ultra Light コンポーネント Ultra Light データベース・テクノロジを、使いやすい方法で新しい開発プラットフォームから使用できるようになりました。Ultra Light コンポーネントは、eMbedded Visual Basic、AppForge MobileVB、Java のユーザに Ultra Light テクノロジを提供します。Java のコンポーネントは、このマニュアルで説明する Ultra Light for Java の代わりに使用できます。このコンポーネントは 100% pure Java の実装ではありませんが、パフォーマンスを向上させるためにネイティブ・クラスを使用します。
Ultra Light コンポーネントのマニュアルはオンライン・マニュアルで提供されています。まずは、Ultra Light データベース管理とリファレンスを参照してください。
Ultra Light データベースのアップグレード 新しいバージョンのアプリケーションを配備するときに、Ultra Light データベースのスキーマを新しいアプリケーションのスキーマにアップグレードするかどうかを選択できるようになりました。
9.0.1 では、ULEnableGenericSchema は ULRegisterSchemaUpgradeObserver に置き換わっています。
スレッド対応の Java ランタイム Ultra Light Java ランタイムはスレッド対応になり、マルチスレッドの Ultra Light アプリケーションを開発できるようになりました。
Ultra Light データベース・ファイルの削除 ULDropDatabase 関数を使用して、Ultra Light データベース・ファイルをアプリケーションから削除できます。
詳細については、次の項を参照してください。
Embedded SQL:ULDropDatabase 関数
C++ API:Drop メソッド
ユニバーサル・ユニーク識別子 Ultra Light データベースで、Adaptive Server Anywhere の UNIQUEIDENTIFIER データ型を使用できるようになりました。このデータ型は、ユニバーサル・ユニーク識別子 (UUID または GUID) の格納に使用される BINARY(16) です。NEWID 関数をデフォルト値として使用する UNIQUEIDENTIFIER カラムは、GLOBAL AUTOINCREMENT の代わりに使用でき、インストールされている Mobile Link 全体を通じてプライマリ・キーがユニークであることを保証します。
詳細については、NEWID デフォルトを参照してください。
同期の新しいセキュリティ・オプション このリリースでは、2 つの新しいセキュリティ機能のある同期プロトコルが導入されました。HTTPS は、トランスポート・レイヤ・セキュリティ・プロトコルで実装した HTTP です。RSA は、HTTP または TCP/IP ネットワーク上で使用するトランスポート・レイヤ・セキュリティ暗号化の 1 つの形式です。
これらのセキュリティ・オプションでは、Certicom テクノロジが使用されます。Certicom テクノロジを使用するには、別途ライセンスの SQL Anywhere Studio セキュリティ・オプションを入手する必要があります。このセキュリティ・オプションは、輸出規制対象品目です。このオプションの詳細については、SQL Anywhere 11 のコンポーネントを参照してください。
HTTPS 同期の詳細については、Stream Type 同期パラメータを参照してください。
最終ダウンロード時間のリセット たとえばアプリケーションをクリーンな状態に設定するために、以前にダウンロードしたデータを再同期するには、最終ダウンロード・タイムスタンプをリセットします。
詳細については、ULResetLastDownloadTime 関数を参照してください。
前回の同期のトラブルシューティング 前回の同期の成功または失敗に関する情報を取得する関数を使用できるようになりました。この機能は、HotSync を使用する Palm OS アプリケーションで、同期がアプリケーションの外部で実行される場合に特に役立ちます。
詳細については、ULGetSynchResult 関数を参照してください。この機能は Ultra Light Java アプリケーションにはまだ使用できません。
サイズの小さいファイルをたくさん生成 -x オプションを使用すると、Ultra Light ジェネレータは、C/C++ プロジェクトについて、ファイルサイズが小さめなファイルをたくさん書き出します。このオプションは、生成されたコードが大きすぎてコンパイラが単一のファイルで処理できない場合に役立ちます。
強化された同期 observer 同期 observer 関数が拡張されました。より多くのステータスとフィールドがインタフェースに追加され、応答性に優れ、情報の多い同期ウィンドウを設計できます。
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