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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » バージョン 9.0.0 の新機能 » バージョン 9.0.0 の新機能

 

Ultra Light の新機能

Ultra Light 開発は、2 種類のプログラミング・インタフェースを使用して行うことができます。

  • Ultra Light コンポーネント   Ultra Light コンポーネントは、アプリケーション短期開発ツールのユーザに、Ultra Light データベースと同期の機能をもたらします。これらのコンポーネントには、サポートされている開発ツールごとに使い慣れたインタフェースが用意されています。Ultra Light コンポーネントは、簡単なテーブル・ベースのデータ・アクセス・インタフェースのほか、より複雑なクエリ用として動的 SQL も備えています。

    Ultra Light コンポーネントは、バージョン 8.0.2 で導入されました。

  • 静的開発モデル   Embedded SQL、静的型 C++ API、静的型 Java API は引き続き使用可能です。マニュアルの中では、コンポーネントと区別するために静的インタフェースとして参照されています。

特に次の点に注意してください。

  • Native UltraLite for Java は、C/C++ Ultra Light Runtime を使用する Ultra Light コンポーネントです。Ultra Light の「静的型 Java API」は、以前のリリースで使用可能な pure Java ソリューションであり、コンパイル時にクエリを指定する必要があります。

  • UltraLite for C++ は、コンポーネント・インタフェースです。Ultra Light の「静的型 C++ API」は、以前のリリースで使用可能な静的インタフェースであり、コンパイル時にクエリを指定する必要があります。

  • Embedded SQL は静的インタフェースであり、コンパイル時にクエリを指定する必要があります。

次に、バージョン 9.0 で導入したソフトウェアに加えられた変更と追加を示します。

  • 新しいコンポーネント   AppForge MobileVB、eMbedded Visual Basic、Java のコンポーネントに加えて、次のコンポーネントが導入されました。

    • Ultra Light .NET   Visual Studio .NET 環境を使用する開発用のコンポーネント。このコンポーネントで構築したアプリケーションは、.NET Compact Framework (バージョン 1.05.0000 以上) をサポートするデバイスに配備できます。

      Ultra Light.NET の概要を参照してください。

    • C++ コンポーネント   C++ コンパイラを使用する開発用のコンポーネント。

      Ultra Light for C/C++ の開発者を参照してください。

  • Pocket IE のサポート   eMbedded Visual Basic コンポーネントが ActiveX コンポーネントにアップグレードされました。JScript を使用する開発、つまり、Windows CE デバイス上の Pocket IE から実行するアプリケーションに対するサポートが追加されました。

  • 動的 SQL   Ultra Light コンポーネントでは、バージョン 8.0.2 で提供されていたテーブルベースのデータ・アクセス・インタフェースに加えて、マルチテーブル・ジョインなど、より複雑なクエリに対して動的 SQL を使用できるようになりました。

  • 接続パラメータ   Ultra Light コンポーネント (C++ を除く) の接続パラメータは、単一の文字列ではなく個々のプロパティとして公開されています。このため、接続の問題をデバッグしやすくなり、より簡単に接続を管理できるようになりました。

    Ultra Light 接続パラメータを参照してください。

  • MobileVB コンポーネントのドラッグ・アンド・ドロップ   MobileVB コンポーネントをフォームにドラッグできるようになりました。コンポーネントのプロパティは、コードと同様、設計環境で設定できます。

  • マルチプロセス・アクセス   C++ コンポーネントは、複数のプロセスからのアクセスをサポートします。このモデルを使用するアプリケーションを開発するには、個々の Ultra Light データベース・エンジンとアプリケーションを、別の Ultra Light ランタイム・ライブラリにリンクする必要があります。

    アプリケーションのコンパイルとリンクを参照してください。

  • 同時同期処理   以前のリリースでは、同期中のデータへのフル・アクセスは禁止されていました。現在のリリースでは、同期のダウンロード・フェーズでは、データにフル・アクセスできます。アップロード・フェースでは、読み込み専用アクセスが可能です。

    Ultra Light での同時実行性を参照してください。

  • Palm OS の強化   Palm OS 上での Ultra Light コードの構造が再編成され、Palm データベース・セグメントを適切に使用できるようになりました。

  • エラー情報の拡張   Ultra Light コンポーネントを使用して構築されたアプリケーションに対して、より多くのエラー情報が提供されます。

  • Windows NT/2000/XP 上で使用可能な Unicode ライブラリ   Embedded SQL と静的型 C++ API アプリケーション用に、Unicode バージョンの Ultra Light ランタイム・ライブラリが用意されています。このバージョンを使用するのは Ultra Light コンポーネントです。このライブラリを使用すると、Ultra Light データベース・ファイルは、Windows CE とデスクトップ・オペレーティング・システムとの互換性を持ちます。

  • 配備プラットフォームとして Windows XP をサポート   Windows XP への Ultra Light アプリケーションの配備がサポートされるようになりました。