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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » バージョン 9.0.0 の新機能 » バージョン 9.0 での動作の変更

 

Ultra Light の動作の変更

ここでは、これまでのバージョンとは異なる動作をリストにして説明します。

  • サポートされるプラットフォームの変更   Ultra Light 配備プラットフォームのサポートは、次のように変更されました。

    • ScoutSync のサポート終了   ScoutSync 同期ソフトウェアはサポートされなくなりました。

    • VxWorks のサポート終了   VxWorks オペレーティング・システムはサポートされなくなりました。

    • pure Java Ultra Light では JDK 1.1.8 が必要   pure Java 静的型開発モデルでは、JDK 1.1.4 以上ではなく、JDK 1.1.8 以上が必要です。

    • Palm OS の変更   Palm OS 用の Ultra Light アーキテクチャの変更によって、最新のデバイスにおけるパフォーマンスが向上します。その結果、以前のリリースよりも多くの動的メモリが必要です。きわめて小さなデータベースを除いて、Palm OS バージョン 3.5 以上と 4 MB 以上のメモリを使用することをおすすめします。

    • MobileBuilder と PRC ツールのサポート中止   PenRight! MobileBuilder プラットフォーム上での Ultra Light の開発はサポートされなくなりました。GNU PRC Tool チェーンを使用しての開発もサポートされなくなりました。

  • 開発プラットフォームの変更   Ultra Light コンポーネントのアプリケーション開発は、Windows NT/2000/XP でのみサポートされます。Windows 98 SE 上での静的インタフェースを使用しての開発もサポートされます。それ以外の Windows 95/98/Me ファミリ・メンバは、開発目的ではサポートされません。サポートされる Metrowerks CodeWarrior のバージョンは 8 と 9 です。

  • マニュアル内の用語の変更   Ultra Light コンポーネントの説明では、異なるインタフェースを区別するために、新しい名前が必要です。以前の Ultra Light インタフェース (Embedded SQL、C++ API、Java API) は、使用するクエリをコンパイル時に指定する必要があることから、「静的インタフェース」と呼ばれるようになりました。コンポーネントは、「動的 SQL」へのアクセスを提供します。

  • Windows NT/2000/XP 上の Ultra Light ランタイム・ライブラリ    ActiveX と MobileVB コンポーネントは、Windows 上の Unicode ランタイム・ライブラリを使用します。このランタイム・ライブラリは、Windows 版のバージョン 8.0.2 Ultra Light データベース (.udb) ファイルと互換性がありますが、他の Windows オペレーティング・システム上で構築されたバージョン 8.0.2 Ultra Light データベース・ファイルとの互換性はありません。

  • file_name パラメータ   ソフトウェアの以前のバージョンでは、デスクトップ上の Ultra Light データベース・ファイル名を指定するための file_name パラメータは、platform-specific パラメータが指定されていない場合は、デバイス上のファイル名を指定するためにも使用されていました。現在のバージョンでは、file_name パラメータは、デスクトップ・オペレーティング・システムを除いては無視されるようになりました。

  • 静的型 Java API の変更   静的型 Java API が変更されました。JdbcDatabase オブジェクトにあった次のメソッドが、JdbcConnection オブジェクトに移動されました。

    • countUploadRows

    • getLastDownloadTimeDate

    • getLastDownloadTimeLong

    明示的な JdbcManager オブジェクトを持たないアプリケーションが使用できるように、JdbcConnection に grant メソッドと revoke メソッドが追加されました。

  • エラー・コードの変更   一部の Ultra Light エラー・コードが、より具体的で実用的な値に変更されました。アプリケーションの中で個々のエラー・コードをテストしている場合は、アップグレード後に新しいコードを確認してください。

    たとえば、データベースに接続するときに SQLE_DATABASE_NOT_FOUND (または同等の Ultra Light インタフェースの 1 つ) をチェックしている場合は、これを SQLE_ULTRALITE_DATABASE_NOT_FOUND に変更する必要があります。

    エラー・コードのリストについては、使用しているインタフェース内の SQL エラー・オブジェクトを参照してください。

  • Embedded SQL の UL_STORE_PARMS の変更   UL_STORE_PARMS マクロは、EXEC SQL CONNECT 文の中で評価されるようになりました。データベースは dbinit 呼び出しの際に起動されるのではなく、接続時に起動されます。したがって、UL_STORE_PARMS は、複数の接続を使用している場合は、異なる回数だけ評価されます。また、EXEC SQL CONNECT 文の前に UL_STORE_PARMS を定義する必要もあります。