次に、バージョン 10.0.0 で導入された Ultra Light の変更を示します。
今回のリリースで、PocketPC 2000 OS のサポートは廃止される予定です。
CodeWarrior 8 はサポートされなくなりました。代わりに CodeWarrior 9 を使用してください。
Windows CE MIPS プロセッサはサポートされなくなりました。
今回のリリースから、次のプログラミング・インタフェースが削除されました。
Ultra Light ActiveX サポートされる API を使用して、すべてのアプリケーションを書き直す必要があります。
静的型 Java API サポートされる API を使用して、すべてのアプリケーションを書き直す必要があります。
Native Ultra Light for Java サポートされる API を使用して、すべてのアプリケーションを書き直す必要があります。
静的型 C++ API と静的型 Embedded SQL C++ アプリケーションを作成する開発者は、動的 C++ インタフェースを使用してプログラミングする必要があります。以前のバージョンから静的型 C++ ライブラリで作成されたアプリケーションがある場合、Ultra Light 10 にはこの新しいライブラリへの移動作業を簡単にする、マイグレーション・ユーティリティが含まれます。Ultra Light のアップグレードを参照してください。
iAnywhere.UltraLite ネームスペース Ultra Light.NET では、このネームスペースがサポートされなくなりました。代わりに iAnywhere.Data.UltraLite ネームスペースを使用して、アプリケーションを書き直す必要があります。
スキーマ・ペインタ Ultra Light データベースの作成でスキーマ・ファイルが不要になったため、スキーマ・ペインタ・ツールは削除されました。
データベース変換ツール データベース変換ツール (ulconv ユーティリティ) はサポートされなくなりました。ulconv の機能を実行する場合は、ulcreate、ulload、ulsync、ulunload の各ユーティリティを使用してください。
ulxml ユーティリティ スキーマ・ファイルを XML に変換する ulxml ユーティリティはサポートされなくなりました。ulxml に似た機能を実行する場合は、ulload と ulunload を使用して、データベースを XML に変換してください。
ulisql ulisql ユーティリティは、サポートされなくなりました。代わりに、Interactive SQL (dbisql) で Ultra Light がサポートされるようになりました。
ulgen ulgen ユーティリティは、サポートされなくなりました。このユーティリティを使用する Ultra Light 配備では、データベースと C/C++ アプリケーションを適切にアップグレードする必要があります。Ultra Light のアップグレードを参照してください。
Ultra Light for C/C++ API C/C++ API で変更された関数やマクロは次のとおりです。
.usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスと関数は削除されました。
今回のバージョンでは、ULEnablePalmRecordDB と ULEnableFileDB が削除されました。
すべての ULEnableXXXX 関数は、初期化された SQLCA で呼び出されなければならなくなりました。
マクロ UL_STORE_PARMS はリリース 10 で非推奨になりました。OpenConnection または CreateDatabase の呼び出し時に、接続または作成のオプションは適切なパラメータで指定されます。
今回のリリースで、ULSecureCerticomTLSStream と ULSecureRSATLSStream は廃止される予定です。これらに代わり、ULEccTlsStream と ULRsaTlsStream を使用できます。
ul_synch_info の security フィールドと security_parms フィールドが削除されました。代わりに、ストリーム・フィールドに適切な文字列 tcpip、http、https、または tls を設定してください。また、セキュリティ・パラメータを他のストリーム・パラメータと組み合わせてください。TCPIP は常に基本となるトランスポート・メカニズムです。HTTP 上の TLS はサポートされなくなりました。代わりに、HTTPS 同期ストリームを使用できます。Ultra Light 同期パラメータとネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。
ULSocketStream、ULHTTPStream、ULHTTPSStream は、必要な文字列を適切に返すように変更されました。
Windows CE デバイスのための ULActiveSyncStream は削除されました。Windows メッセージ・ハンドラで同期メッセージを受信する場合、ActiveSync プロバイダに登録されている Ultra Light アプリケーションでは、ULActiveSyncStream の代わりに標準の同期ストリームを使用してください。
Embedded SQL C/C++ API に対する Embedded SQL インタフェースの関数は次のように変更されました。
.usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマを動的にアップグレードできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスと関数は削除されました。
Ultra Light.NET API Ultra Light.NET API の関数は次のように変更されました。
.usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスとメソッドは削除されました。
ULConnectionParms クラスで ParmsUsed プロパティの名前が ToString に変更されました。
GetSQLColumnName の名前が GetColumnSQLName に変更されました。
ULStreamType のメンバ UNKNOWN と ACTIVE_SYNC はこの列挙体から削除されました。デフォルトは ULStreamType.TCPIP になりました。
Ultra Light for MobileVB API MobileVB API のメソッドは次のように変更されました。
.usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスとメソッドは削除されました。
Ultra Light for M-Business Anywhere API M-Business Anywhere API の関数は次のように変更されました。
.usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスとメソッドは削除されました。
ULUtil Palm OS 用の ULUtil ユーティリティの名前は ULDBUtil に変更されました。
ulmvbreg ulmvbreg の名前は ulafreg に変更されました。このユーティリティは install-dir\win32 ディレクトリにインストールされます。
ulcond.log バージョン 10 のUltra Light HotSync コンジット・インストーラ (ulcond10) は、このログファイルにメッセージを書き込まなくなりました。更新された ulcond10 ユーティリティの使用法については、Palm OS 用 Ultra Light HotSync コンジットのインストール・ユーティリティ (ulcond11)を参照してください。
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