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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » バージョン 10.0.0 の新機能 » Ultra Light

 

動作の変更と廃止予定機能

次に、バージョン 10.0.0 で導入された Ultra Light の変更を示します。

廃止予定のプラットフォーム
  • 今回のリリースで、PocketPC 2000 OS のサポートは廃止される予定です。

  • CodeWarrior 8 はサポートされなくなりました。代わりに CodeWarrior 9 を使用してください。

  • Windows CE MIPS プロセッサはサポートされなくなりました。

削除されたコンポーネント、モジュール、ネームスペース

今回のリリースから、次のプログラミング・インタフェースが削除されました。

  • Ultra Light ActiveX   サポートされる API を使用して、すべてのアプリケーションを書き直す必要があります。

  • 静的型 Java API   サポートされる API を使用して、すべてのアプリケーションを書き直す必要があります。

  • Native Ultra Light for Java   サポートされる API を使用して、すべてのアプリケーションを書き直す必要があります。

  • 静的型 C++ API と静的型 Embedded SQL   C++ アプリケーションを作成する開発者は、動的 C++ インタフェースを使用してプログラミングする必要があります。以前のバージョンから静的型 C++ ライブラリで作成されたアプリケーションがある場合、Ultra Light 10 にはこの新しいライブラリへの移動作業を簡単にする、マイグレーション・ユーティリティが含まれます。Ultra Light のアップグレードを参照してください。

  • iAnywhere.UltraLite ネームスペース   Ultra Light.NET では、このネームスペースがサポートされなくなりました。代わりに iAnywhere.Data.UltraLite ネームスペースを使用して、アプリケーションを書き直す必要があります。

削除されたユーティリティ
  • スキーマ・ペインタ   Ultra Light データベースの作成でスキーマ・ファイルが不要になったため、スキーマ・ペインタ・ツールは削除されました。

  • データベース変換ツール   データベース変換ツール (ulconv ユーティリティ) はサポートされなくなりました。ulconv の機能を実行する場合は、ulcreate、ulload、ulsync、ulunload の各ユーティリティを使用してください。

  • ulxml ユーティリティ   スキーマ・ファイルを XML に変換する ulxml ユーティリティはサポートされなくなりました。ulxml に似た機能を実行する場合は、ulload と ulunload を使用して、データベースを XML に変換してください。

  • ulisql   ulisql ユーティリティは、サポートされなくなりました。代わりに、Interactive SQL (dbisql) で Ultra Light がサポートされるようになりました。

  • ulgen   ulgen ユーティリティは、サポートされなくなりました。このユーティリティを使用する Ultra Light 配備では、データベースと C/C++ アプリケーションを適切にアップグレードする必要があります。Ultra Light のアップグレードを参照してください。

削除、廃止予定、変更された関数
  • Ultra Light for C/C++ API   C/C++ API で変更された関数やマクロは次のとおりです。

    • .usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスと関数は削除されました。

    • 今回のバージョンでは、ULEnablePalmRecordDB と ULEnableFileDB が削除されました。

    • すべての ULEnableXXXX 関数は、初期化された SQLCA で呼び出されなければならなくなりました。

    • マクロ UL_STORE_PARMS はリリース 10 で非推奨になりました。OpenConnection または CreateDatabase の呼び出し時に、接続または作成のオプションは適切なパラメータで指定されます。

    • 今回のリリースで、ULSecureCerticomTLSStream と ULSecureRSATLSStream は廃止される予定です。これらに代わり、ULEccTlsStream と ULRsaTlsStream を使用できます。

    • ul_synch_info の security フィールドと security_parms フィールドが削除されました。代わりに、ストリーム・フィールドに適切な文字列 tcpip、http、https、または tls を設定してください。また、セキュリティ・パラメータを他のストリーム・パラメータと組み合わせてください。TCPIP は常に基本となるトランスポート・メカニズムです。HTTP 上の TLS はサポートされなくなりました。代わりに、HTTPS 同期ストリームを使用できます。Ultra Light 同期パラメータとネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。

    • ULSocketStream、ULHTTPStream、ULHTTPSStream は、必要な文字列を適切に返すように変更されました。

    • Windows CE デバイスのための ULActiveSyncStream は削除されました。Windows メッセージ・ハンドラで同期メッセージを受信する場合、ActiveSync プロバイダに登録されている Ultra Light アプリケーションでは、ULActiveSyncStream の代わりに標準の同期ストリームを使用してください。

  • Embedded SQL   C/C++ API に対する Embedded SQL インタフェースの関数は次のように変更されました。

    • .usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマを動的にアップグレードできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスと関数は削除されました。

  • Ultra Light.NET API   Ultra Light.NET API の関数は次のように変更されました。

    • .usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスとメソッドは削除されました。

    • ULConnectionParms クラスで ParmsUsed プロパティの名前が ToString に変更されました。

    • GetSQLColumnName の名前が GetColumnSQLName に変更されました。

    • ULStreamType のメンバ UNKNOWN と ACTIVE_SYNC はこの列挙体から削除されました。デフォルトは ULStreamType.TCPIP になりました。

  • Ultra Light for MobileVB API   MobileVB API のメソッドは次のように変更されました。

    • .usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスとメソッドは削除されました。

  • Ultra Light for M-Business Anywhere API   M-Business Anywhere API の関数は次のように変更されました。

    • .usm ファイルがなくなったため、データベース・スキーマに接続したり、データベース・スキーマを動的にアップグレードすることはできなくなりました。このような従来の Ultra Light の機能に関連するすべてのクラスとメソッドは削除されました。

名前の変更
  • ULUtil   Palm OS 用の ULUtil ユーティリティの名前は ULDBUtil に変更されました。

  • ulmvbreg   ulmvbreg の名前は ulafreg に変更されました。このユーティリティは install-dir\win32 ディレクトリにインストールされます。

その他