以前の Ultra Light アプリケーションは、新しいバージョン 11.0.0 の API で再構築する必要があります。Ultra Light 10 のリリース以来、これらの API は大幅に強化されました。アプリケーションを再構築する前に、必要に応じてコードの変更を行ってください。
作業を開始する前に、Ultra Light の新機能や動作の変更を調べて、使用しているAPI への変更点を確認します。Ultra Light の新機能を参照してください。
接続コードを更新してください。
バージョン 10 で、データベースの作成に個別の .usm ファイルは不要になりました。代わりに、データベースをデスクトップで設定してアプリケーションを使用して展開するか、アプリケーションがプログラムでデータベースを作成できます。
このバージョンの Ultra Light では、常に認証が有効になっており、最大 4 つのユーザ ID とパスワードをサポートできます。ただし、データベースの認証を維持しない場合は、ユーザ ID およびパスワードは作成または指定しないでください。Ultra Light では、ユーザ ID およびパスワードが指定されていない場合は、デフォルト UID=DBA および PWD=sql が使用されます。ユーザ ID とパスワードの組み合わせの解釈を参照してください。
Embedded SQL ファイルが複数ある場合は、SQL プリプロセッサ (sqlpp) を使用してそれぞれのファイルの前処理を実行し、C/C++ ソース・ファイルを作成する必要があります。ただし、リファレンス・データベースを使用する必要はなくなりました。Ultra Light データベースは、Embedded SQL を直接サポートするようになりました。
Unicode 文字のサポートは、前のバージョンから変更されています。バージョン 11.0.0 の Ultra Light データベースでは、マルチバイト文字に UTF-8 エンコードが使用されています。その結果、非 Unicode ランタイムで実行している Unicode のデータベースを考慮する必要がなくなりました。
バージョン 9 以前の Ultra Light アプリケーション・コードのアップグレード・パス
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