同期テクノロジの中には、データベース間の連続的 (または少なくともほぼ連続的) な接続に依存するものがあります。この接続を介して、2 つのデータベースは連続的に対話を行います。この種のシステムは、変更のレプリケートを迅速に行う点で優れています。十分なリソースとチャネル処理能力が与えられている場合、同期はわずか数秒程度のタイムラグで確実に行われます。
この種のシステムの欠点は、信頼性が高く連続的な接続が可能な反面、管理にコストがかかる点です。こうした欠点があるため、接続ベースのテクノロジが適しているのは、固定した 2 台の大規模なデータベースの間でレプリケーションを行うような場合に限定されます。リモート・コンピュータがモバイルの場合や、接続頻度が低いような場合は、セッションベース (Mobile Link) やメッセージベース (SQL Remote) のテクノロジの方が柔軟性の高いソリューションとなります。
SQL Anywhere を使用して接続ベースの同期システムを作成する場合は、Sybase Replication Server を使用する必要があります。Replication Server を使用したデータのレプリケートを参照してください。
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