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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 紹介 » SQL Anywhere 11 の概要 » データ交換テクノロジの概要 » 同期テクノロジの比較

 

統合リモート・データベース

Mobile Link と SQL Remote では、統合データベースとリモート・データベースの間でデータの同期が行われます。

Mobile Link では、サポートされているいずれかの RDBMS を「統合データベース」として使用できます。一般的にコーポレート・サーバに置かれている統合データベースは、同期情報を追跡し、オプションとしてレプリケートされるデータを格納することができます。他の中央データは、非リレーショナル・データベース、Web サービス、テキスト・ファイルなど、任意の形式で保存されます。

また、Mobile Link ではダイレクト・ロー・ハンドリングを実行できます。これにより、ERP (enterprise resource planning) システムやアプリケーション・サーバなど、リレーショナル・データベース以外の統合データ・ソースに対するデータの同期が実現されます。

SQL Remote では、同期されるすべてのデータが SQL Anywhere の統合データベースに含まれています。

「リモート・データベース」は、統合データベースと同じ場所でも、ハンドヘルド・デバイスのように物理的に離れた場所でも実行できます。リモート・データベースは、統合データベース内のすべてまたは一部のデータを共有できます。

次の図は、小規模な同期システムを示したものです。

1 つの統合データベースと、リモート・データベースのセット。
リモート・ユーザ

一般的な同期システムには多くのリモート・データベースが含まれています。各リモート・データベースには、中央データベースにある情報のサブセットが含まれています。各リモート・データベースは、物理的に離れているデータベースで、通常別のコンピュータまたはモバイル・デイバス上にあります。すべてのリモート・データベースは、中央データベースと一貫性を保っている必要があります。

すべての共有データのマスタ・コピーが中央データベースで保存されていれば、同期システム全体を、1 つの分散データベースとみなすことができます。

中央データベースと同期する各リモート・サイトは、中央データベースのリモート・ユーザとみなされます。リモート・サイトがマルチユーザ・サーバの場合、サイト全体を中央データベースの単一のリモート・ユーザとみすことができます。