このタブは、ODBC データ・ソースを作成または変更するときのみ表示されます。
このタブには次の項目があります。
[データ・ソース名] この ODBC データ・ソースを識別する名前を入力します。データ・ソースに対して任意の記述名を使用できますが (スペースも可)、接続文字列に入力しなければならない場合があるので、短い名前にしておくことをおすすめします。
DataSourceName 接続パラメータ [DSN]を参照してください。
[説明] データ・ソースの説明を入力できます。この説明は、ユーザ本人またはエンド・ユーザが、使用可能なデータ・ソース・リストからこのデータ・ソースを識別するのに便利です。このフィールドはオプションです。
[独立性レベル] 数値を入力して、このデータ・ソースの初期独立性レベルを指定します。
0 これはコミットされない読み出し独立性レベルとも呼ばれます。これは最大レベルの同時実行性を提供しますが、結果セットにダーティ・リード、繰り返し不可能読み出し、幻ローが発生する場合があります。これはデフォルトの独立性レベルです。
1 これはコミットされた読み出しレベルとも呼ばれます。レベル 0 よりも低い同時実行性を提供しますが、レベル 0 の結果セットに見られる不整合性が一部解消されます。繰り返し不可能読み出しや幻ローが発生することはありますが、ダーティ・リードは発生しません。
2 これは繰り返し可能読み出しレベルとも呼ばれます。幻ローが発生することがあります。ダーティ・リードと繰り返し不可能ローは発生しません。
3 これは、直列化可能レベルとも呼ばれます。これは最低レベルの同時実行性を提供する、もっとも厳しい独立性レベルです。ダーティ・リード、繰り返し不可能読み出し、幻ローは発生しません。
[snapshot] この独立性レベルは、トランザクションが最初のローの読み込み、挿入、更新、または削除を行った時点から、コミットされたデータのスナップショットを使用します。
[statement-snapshot] この独立性レベルは、文で最初のローが読み込まれた時点から、コミットされたデータのスナップショットを使用します。トランザクション内の各文で参照されるデータのスナップショットはそれぞれ異なる時点のものになります。
[readonly-statement-snapshot] 読み込み専用の文についてのみ、この独立性レベルは、最初のローが読み込まれた時点から、コミットされたデータのスナップショットを使用します。トランザクション内の各文で参照されるデータのスナップショットはそれぞれ異なる時点のものになります。INSERT 文、UPDATE 文、DELETE 文については、updatable_statement_isolation オプションに指定された独立性レベル (0 (デフォルト)、1、2、3 のいずれか) を使用します。
独立性レベルの選択を参照してください。
[Microsoft アプリケーション (SQLStatistics のキー)] SQLStatistics 関数によって外部キーが戻されるようにするには、このオプションを選択します。ODBC 仕様では、SQLStatistics によってプライマリ・キーと外部キーが戻されないように指定しています。しかし、一部の Microsoft アプリケーション (Visual Basic や Access など) では、SQLStatistics によってプライマリ・キーと外部キーが戻されることを前提にしています。
[Delphi アプリケーション] データ・ソースを生成するアプリケーションの作成に Borland Delphi アプリケーション開発ツールを使用する場合は、このオプションを選択します。
このオプションが選択されると、ブックマーク値が各ローに 1 つずつ割り当てられます。オフのときは、2 つずつ割り当てられます。この場合、1 つは前方をフェッチし、もう 1 つは後方をフェッチします。
Delphi では、1 ローにつき複数のブックマーク値を処理できません。このオプションがクリアされると、スクロール可能なカーソルのパフォーマンスに影響を及ぼします。これは、正しいブックマーク値を得るために、必ずカーソルの先頭から要求したローまでスクロールが行われる必要があるためです。
[フェッチ警告を表示しない] フェッチ時にデータベース・サーバから返される警告メッセージを表示しない場合は、このオプションを選択します。
バージョン 8.0 以降のデータベース・サーバでは、それよりも前のバージョンのソフトウェアに比べて多様なフェッチ警告が返されます。以前のバージョンのソフトウェアを使用して配備されたアプリケーションに対して、フェッチの警告を適切に処理するためにこのオプションを選択できます。
[ドライバに起因するエラーを回避] SQL Anywhere ODBC ドライバは、修飾子をサポートしていないため「ドライバが動作しません。
」というエラーを返します。ODBC アプリケーションの中には、このエラーを適切に処理しないものもあります。このようなアプリケーションでも作業できるように、このエラー・コードが返されないようにするには、このオプションを選択します。
[文が完結するまでオートコミットしない] 文が完了するまでコミット・オペレーションを遅延させるには、このオプションを選択します。
[カーソル動作の記述] プロシージャが実行されたときにカーソルを再記述する頻度を選択します。デフォルト設定は [要求に応じて] です。
[しない] カーソルの再記述が不要であることがわかっている場合は、このオプションを選択します。カーソルの再記述は負荷が高く、パフォーマンスを低下させる可能性があります。
[要求に応じて] このオプションを選択すると、カーソルを再記述する必要があるかどうかを ODBC ドライバが決定します。プロシージャに RESULT 句があると、ODBC アプリケーションは、カーソルを開いた後結果セットを再記述できません。これはデフォルトです。
[常に] カーソルを開くたびに再記述します。Transact-SQL プロシージャや、複数の結果セットを返すプロシージャを使用する場合は、カーソルを開くたびに再記述する必要があります。
[トランスレータ] トランスレータは、ANSI コード・ページと OEM コード・ページ間で文字を変換します。ODBC ドライバ・マネージャがクライアントの文字セットとデータベースの文字セットを自動的に変換してしまうため、ほとんどのデータベースではトランスレータが不要です。データベースで ANSI コード・ページ (デフォルト) を使用している場合は、[トランスレータ] を選択しないでください。
トランスレータが必要な場合は、[トランスレータを選択] ボタンをクリックし、インストールされているトランスレータのリストから必要なトランスレータを選択します。
[トランスレータを選択] [トランスレータを選択] をクリックして、インストールされているトランスレータのリストから必要な ODBC トランスレータを選択します。
[接続テスト] 指定した情報で正しく接続できるかどうかをテストします。テストを実行するには、ユーザ ID とパスワードを [ログイン] タブで指定しておく必要があります。
ODBC アドミニストレータを使用した ODBC データ・ソースの作成を参照してください。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |