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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » コンテキスト別ヘルプ » クエリ・エディタ

 

クエリ・エディタの概要

クエリ・エディタは、SELECT 文の構築を支援するツールです。クエリ・エディタで SQL クエリを作成したり、それらの SQL クエリをインポートして編集したりできます。クエリが完成したら、[OK] をクリックし、クエリを Sybase Central または Interactive SQL にエクスポートして処理します。

クエリ・エディタには SQL クエリのコンポーネントを設定するための一連のタブがありますが、そのほとんどはオプションです。タブは SQL クエリが通常構築される順序で表示されています。

タブ 説明
[テーブル] タブ クエリでテーブルを指定するには、このタブを使用します。
[ジョイン] タブ テーブルのデータを結合するためのジョイン方式を指定するには、このタブを使用します。クエリに複数のテーブルを含める場合は、それらのテーブルのデータを結合するためのジョイン方式を指定してください。[テーブル] タブに追加したテーブルにジョイン方式を指定しない場合、クエリ・エディタから 1 つの方式が提案されます。テーブルの間に外部キー関係がある場合は、その関係に基づくジョイン条件が生成されます。それ以外の場合は直積が提案されます。クエリをインポートするとき、クエリ・エディタはユーザが指定したジョイン方式をそのまま受け入れます (SQL Anywhere の場合とは異なり、指定のない JOIN が、デフォルトで KEY JOIN になることはありません)。
[カラム] タブ 結果セットのカラムを指定するには、このタブを使用します。カラムを指定しないと、すべてのカラムが表示されます。
[INTO] タブ 結果を変数に割り当てるには、このタブを使用します。
[WHERE] タブ 結果セットのローを制限する条件を指定するには、このタブを使用します。
[GROUP BY] タブ 結果セットのローをグループ化する場合は、このタブを使用します。
[HAVING] タブ グループの値に基づいて結果セットのローを制限するには、このタブを使用します。
[ORDER BY] タブ ローをソートするには、このタブを使用します。

クエリ・エディタには、次のツールもあります。

ウィンドウ 説明
式エディタ 探索条件の構築や、計算カラムの定義には、式エディタを使用します。
[派生テーブル] または [サブクエリ] ウィンドウ メインのクエリ・エディタとほとんど同じこのウィンドウを使用して、派生テーブルまたはサブクエリを作成します。

クエリ・エディタの各コンポーネントには、コンテキスト別のオンライン・ヘルプがあります。これには、タブの使用方法の説明や、関連する概念や使用方法を示す SQL Anywhere マニュアルへのリンクが含まれています。クエリ・エディタを参照してください。

クエリ・エディタの使用

クエリ・エディタを開くには、Interactive SQL を開いて、データベースに接続し、[ツール] - [クエリの編集] を選択します。SQL コードを Interactive SQL で選択していた場合は、選択したコードがクエリ・エディタに自動的にインポートされます。

クエリ・エディタでクエリの作成が終わったら、[OK] をクリックして、クエリを Interactive SQL の [SQL 文] ウィンドウ枠に書き込みます。

クエリ・エディタでクエリを作成するときは SQL コードを使用する必要はありません。ただし、次の方法ではクエリ・エディタで SQL を使用できます。

  • Interactive SQL の [SQL 文] ウィンドウ枠でクエリを作成して、コードを強調表示してからクエリ・エディタを開くと、クエリ・エディタにクエリをインポートできます。

  • クエリ・エディタを使用しているときはいつでも、ウィンドウの下部の [SQL] をクリックすると、構築しているクエリの SQL コードを確認できます。ここでコードを直接編集でき、クエリ・エディタのユーザ・インタフェースのフィールドが自動的に更新されます。

  • Interactive SQL または Sybase Central でクエリ・エディタを設定して、SQL が完全なフォーマットで作成されるように指定できます。つまり、すべてのテーブルとカラムの名前が完全に修飾され、名前が引用符で囲まれます。このような特別なフォーマットは通常は必要ありませんが、これによってあらゆる状況において SQL の動作が保証されます。起動時にテーブルのリストを取得することもできます。

クエリ・エディタの制限事項

クエリ・エディタは、SQL Anywhere の SELECT 文を構築します。ビューを作成するようには設計されていませんが、Interactive SQL でビューを作成してからクエリ・エディタで参照することはできます。また、SELECT 文以外の、UPDATE 文などの SQL 文の作成にも対応していません。作成されるのは単独の SELECT 文であり、複数の SELECT 文の UNION 演算や INTERSECT 演算は構築されません。さらに、クエリ・エディタでは Transact-SQL 構文はサポートされません。

参照