[テーブル・マッピング] ウィンドウ枠には、リモート・テーブルあたり 1 つのローが含まれます。統合データベースが選択され、マッピングの方向が [双方向]、[統合にのみアップロード]、[リモートにのみダウンロード] のいずれかである場合に、リモート・テーブルがマッピングされます。
各カラムには、同期モデル作成ウィザードで選択した値、または選択しなかった場合はウィザードのデフォルト値が表示されます。これらの値は、このテーブルを編集してテーブルごとに変更できます。
[テーブル・マッピング] ウィンドウ枠には、次のカラムがあります。
序数のカラム このカラムにタイトルはありません。テーブル内のグリッド線の番号を示します。カラムの見出しをクリックしてテーブルのソート順序を変更してもグリッド番号は変わりません。リモート・テーブルが追加、削除するようマーク付け、または修正された場合は、このカラムにアイコンが表示されます。
[ステータス] カラム このカラムは、テーブル・マッピングにエラー・メッセージ、警告メッセージ、または情報メッセージがあるかどうかを示します。このカラムにアイコンが表示されている場合は、テーブル・マッピングを選択し、[詳細] ウィンドウ枠の [ステータス] タブを開くと、メッセージの内容を確認できます。
[リモート・テーブル] カラム リモート・データベースで同期するリモート・テーブルを示します。カッコ内にリモート・テーブルの所有者名が表示されます。
リモート・テーブルに削除対象のマークを付けるには、[テーブル・マッピング] ウィンドウ枠でローを右クリックし、[削除] を選択します。このリモート・テーブルは、モデルを保存するときに削除されます。リモート・テーブルを削除するということは、新しいリモート・データベースに展開するときに作成されないということです。削除の処理方法の変更を参照してください。
[新しいリモート・テーブル] ウィンドウを使用して、リモート・テーブルを追加できます。モデルで作成するリモート・データベースの変更を参照してください。
[マッピング方向] カラム 同期の方向を示します。方向は、[同期しない]、[双方向]、[リモートにのみダウンロード]、[統合にのみアップロード] のいずれかです。
テーブル・マッピングの方向が [同期しない] となっている場合、テーブルはリモート・データベース・スキーマの一部のままです。モデルが展開されると、テーブルはリモート・データベースに作成されますが、情報は同期されません。テーブル・マッピングとカラム・マッピングの変更を参照してください。
リモート・データベースにテーブルを作成しない場合は、モデルからテーブルを削除してください。削除の処理方法の変更を参照してください。
[統合テーブル] カラム 対応するリモート・テーブルと同期する統合テーブルを示します。これらのテーブルと、[リモート・テーブル] カラムのテーブルが同期されます。カラムをクリックして、統合テーブルのリストから別のテーブルを選択すると、統合テーブルを変更できます。
[詳細] ウィンドウ枠の [カラム・マッピング] タブには、選択したテーブル・マッピングでのリモート・カラムと統合カラムのマッピングが表示されます。
[ダウンロード・タイプ] カラム [詳細] ウィンドウ枠の [ダウンロード・タイプ] タブで実装内容の表示や変更ができます。このカラムには、次のオプションがあります。
[タイムスタンプ] 最後のダウンロードの後に変更された場合にのみデータをダウンロードします。タイムスタンプベースのダウンロードを使用するときは、ローの変更を追跡するために、統合テーブルごとにタイムスタンプ・カラムが必要です。変更を追跡するには、統合データベースのテーブルにカラムを追加するか、シャドー・テーブルを作成します。シャドー・テーブルは、ベース・テーブルと同じ所有者で作成されます。[タイムスタンプ] を選択すると、必要なオブジェクトが自動的に生成されます。タイムスタンプベースのダウンロードを参照してください。
[スナップショット] 統合データベース内のデータがすでにダウンロードされている場合も、同期のたびにすべてダウンロードします。スナップショットを使った同期を参照してください。
[カスタム] download_cursor スクリプトと download_delete_cursor スクリプトを自動的に生成しないで独自に作成します。スクリプトは [イベント] タブで作成できます。download_cursor スクリプトの作成とdownload_delete_cursor スクリプトの作成を参照してください。
[削除のダウンロード] カラム このチェックボックスがオンの場合、統合データベースで削除されたデータが、リモート・データベースで削除されます。
タイムスタンプベースの同期を使用するときにこのカラムを選択する場合は、統合データベースでの削除を記録する必要があります。記録するには、シャドー・テーブルを使用するか (デフォルト)、論理的削除を使用します。[詳細] ウィンドウ枠の [削除のダウンロード] タブを開くと、実装内容の表示や変更ができます。
スナップショット・ダウンロードを使用するときにこのカラムを選択すると、リモート・データベース内に既存のローは、ダウンロードされたローが追加される前にすべて削除されます。
ダウンロード・タイプが [カスタム] の場合は、このオプションを選択できません。この場合は、独自の download_delete_cursor スクリプトを作成する必要があります。スクリプトは [詳細] ウィンドウ枠の [イベント] タブで作成できます。
[サブセットのダウンロード] カラム このカラムには、次のオプションがあります。
[なし] 各リモート・データベースに同じデータをダウンロードします。
[ユーザ] 各同期ユーザ (Mobile Link ユーザ) は、同じテーブルまたは直接ジョインしたテーブルのカラムとユーザ名が一致するローだけをダウンロードします。[詳細] ウィンドウ枠の [サブセットのダウンロード] タブで実装内容を表示または変更できます。
[リモート] リモート ID が、同じテーブルまたは直接ジョインしたテーブルのカラムと一致するローだけが各リモート・データベースにダウンロードされます。[詳細] ウィンドウ枠の [サブセットのダウンロード] タブで実装内容を表示または変更できます。
[カスタム] ダウンロード・カーソルの WHERE 句内の SQL 式を満たすローだけがダウンロードされます。このオプションは、ダウンロード・カーソルの WHERE 句に複数のジョインや特定のビジネス・ロジックが必要な場合に便利です。この式は、[詳細] ウィンドウ枠の [サブセットのダウンロード] タブで表示または変更できます。
[競合の検出] カラム このカラムには、次のオプションがあります。
[なし] 競合の有無を確認しないで、アップロードされた更新を常に適用します。このオプションは、パフォーマンスが最高です。
[ローベース] 最後の同期後に、リモート・データベースと統合データベースの両方でローが更新されていた場合に競合が検出されます。
[カラムベース] リモート・データベースと統合データベースの両方で、ローの同じカラムが更新されていた場合にのみ競合が検出されます。それ以外の場合は、アップロードされたカラムの更新だけが適用されます。テーブルに BLOB のカラムがある場合は、ローベースの競合の検出を使用する必要があります。
競合の検出を参照してください。
[競合の解決] カラム このカラムには、次のオプションがあります。
[統合] 先入れ勝ちです。アップロードされた更新が競合する場合は拒否されます。
[リモート] 後入れ勝ちです。アップロードされた更新が常に適用されます。このオプションは、カラムベースの検出を行う場合にのみ使用します。それ以外の場合は、競合の検出を無効にすると、より高いパフォーマンスで同じ結果が得られます。
[タイムスタンプ] 維持しているタイムスタンプ・カラムを使用して、新しい変更の勝ちです。タイムスタンプ・カラムに、ローが最後に変更された時刻が記録されます。このカラムは、リモート・テーブルと統合テーブルの両方に存在し、また同期に含まれる必要があります。これを機能させるには、リモート・データベースと統合データベースで同じタイム・ゾーン (UTC を推奨) を使用し、かつクロックが同期されている必要があります。
[カスタム] resolve_conflict スクリプトを自動的に生成しないで独自に作成します。スクリプトは [イベント] タブで作成できます。
競合の解決を参照してください。
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