このウィンドウでは、稼働中の Mobile Link サーバに接続できます。Mobile Link モニタの接続は Mobile Link サーバへの同期接続と似ており、ほとんどのパラメータは同じです。Mobile Link サーバの設定に合うパラメータを使用してください。すべての Mobile Link モニタ・セッションに対して、スクリプト・バージョンが for_MLMonitor_only に設定されます。
このウィンドウには次の項目があります。
[ユーザ] 接続の Mobile Link ユーザの名前を入力します。-zu+ を指定して Mobile Link サーバを起動した場合は、指定するユーザ ID が何であっても構いません。
[パスワード] 接続時のパスワードを入力します。指定した Mobile Link ユーザに対する正しいパスワードを入力してください。Mobile Link ユーザにパスワードがない場合は、このフィールドを空白のままにします。
[ホスト] Mobile Link サーバを実行するコンピュータのネットワーク名または IP アドレス。デフォルトでは、Mobile Link モニタが稼働しているコンピュータです。Mobile Link サーバが Mobile Link モニタと同じコンピュータで稼働している場合は、localhost を使用できます。
[プロトコル] 接続に使用する通信ストリームのプロトコルを選択します。このプロトコルとポートは、Mobile Link サーバで同期要求に使用しているのと同じプロトコルとポートに設定してください。
[HTTP] このオプションを選択すると、HTTP 経由で接続します。デフォルトでは、HTTP バージョン 1.1 が使用されます。
[ポート] Mobile Link サーバは特定のポートを介して通信します。デフォルトの HTTP ポート番号は、80 です。デフォルト以外の値を選択する場合、指定したポートで受信を行うように Mobile Link サーバを設定してください。
[HTTPS] このオプションを選択すると、HTTPS 経由で接続します。
[ポート] Mobile Link サーバは特定のポートを介して通信します。デフォルトの HTTPS ポート番号は、443 です。デフォルト以外の値を選択する場合、指定したポートで受信を行うように Mobile Link サーバを設定してください。
[暗号化] Mobile Link サーバと同じ種類の暗号化を選択します。デフォルトでは、HTTPS 通信ストリームは RSA セキュリティを使用します。
暗号化には次のオプションがサポートされています。
[ECC] 楕円曲線暗号化 (ECC) には別途ライセンスが必要です。
[RSA] RSA 暗号化は SQL Anywhere に無料で付属しています。
[RSA (FIPS 140-2 準拠)] 連邦情報処理規格 (FIPS) 140-2 では、セキュリティ・アルゴリズムの要件を指定しています。FIPS 140-2 は、米国商務省標準技術局 (NIST:National Institute of Standards and Technology) およびカナダ通信安全保障局 (CSE:Canadian Communications Security Establishment) を通じて、米国政府とカナダ政府から付与されます。FIPS テクノロジには別途ライセンスが必要です。
HTTPS を使用するには、Mobile Link モニタが稼働しているコンピュータに Mobile Link クライアント側データ・ストリーム暗号化をインストールする必要があります。Mobile Link モニタはすべての証明書を信用するため、HTTPS を使用する場合は、[追加のプロトコルオプション] フィールドに証明書関連パラメータを指定しないでください。
ECC 暗号化と FIPS 認定の暗号化には、別途ライセンスが必要です。強力な暗号化テクノロジはすべて、輸出規制対象品目です。
別途ライセンスが必要なコンポーネントを参照してください。
セキュリティの詳細については、Mobile Link クライアント/サーバ通信の暗号化を参照してください。
[TCP/IP] このオプションを選択すると、TCP/IP 経由で接続します。
[ポート] Mobile Link サーバは特定のポートを介して通信します。デフォルトの TCP/IP ポート番号は、2439 です。デフォルト以外の値を選択する場合、指定したポートで受信を行うように Mobile Link サーバを設定してください。
[TLS (TCP/IP とトランスポート・レイヤ・セキュリティ)] このオプションを選択すると、トランスポート・レイヤ・セキュリティを使用して TCP/IP 経由で接続します。
[ポート] Mobile Link サーバは特定のポートを介して通信します。デフォルトの TLS (TCP/IP とトランスポート・レイヤ・セキュリティ) ポート番号は、2439 です。デフォルト以外の値を選択する場合、指定したポートで受信を行うように Mobile Link サーバを設定してください。
[暗号化] Mobile Link サーバと同じ種類の暗号化を選択します。
暗号化には次のオプションがサポートされています。
[ECC] 楕円曲線暗号化 (ECC) には別途ライセンスが必要です。
[RSA] RSA 暗号化は SQL Anywhere に無料で付属しています。
[RSA (FIPS 140-2 準拠)] 連邦情報処理規格 (FIPS) 140-2 では、セキュリティ・アルゴリズムの要件を指定しています。FIPS 140-2 は、米国商務省標準技術局 (NIST:National Institute of Standards and Technology) およびカナダ通信安全保障局 (CSE:Canadian Communications Security Establishment) を通じて、米国政府とカナダ政府から付与されます。FIPS テクノロジには別途ライセンスが必要です。
[追加のプロトコルオプション] このフィールドにはオプションのネットワーク・パラメータを指定します。指定できる値は、接続ストリームのタイプによって異なります。
次の表は、指定できるパラメータのリストです。特に明記されていないかぎり、これらのパラメータはすべての接続ストリーム (TCP/IP、HTTP、HTTPS) でサポートされます。
パラメータ |
説明 |
---|---|
buffer_size=number |
HTTP と HTTPS のみ。内容が固定長であるメッセージの本文の最大サイズ (バイト)。オプションを変更すると、送信内容に割り付けられるメモリ容量が増減します。デフォルトは 65535 です。 |
client_port=nnnnn client_port=nnnnn-mmmmm |
通信に使用するクライアント・ポートの範囲。値を 1 つだけ指定すると、範囲の上限値は初期値より 100 大きくなり、ポート数の合計は 101 になります。 このオプションは、ファイアウォール内のクライアントがファイアウォール外の Mobile Link サーバと通信する場合に役立ちます。 |
persistent={ 0 | 1 } |
HTTP と HTTPS のみ。1 (TRUE) に指定すると、クライアントは同期ですべての HTTP 要求に同じ TCP/IP 接続を使用しようとします。0 (FALSE) に設定すると、中間エージェントとの互換性が高くなります。デフォルトは 0 です。 注意:persistent は、Mobile Link サーバに直接接続する場合にのみ 1 に設定してください。プロキシまたはリダイレクタなどの中間エージェントを通じて接続する場合は、持続的な接続を使用すると問題が生じることがあります。 |
proxy_host=proxy_hostname |
HTTP と HTTPS のみ。プロキシ・サーバのホスト名。 |
proxy_port= proxy_portnumber |
HTTP と HTTPS のみ。プロキシ・サーバのポート番号。デフォルト値は 80 です。 |
url_suffix=suffix |
HTTP と HTTPS のみ。各 HTTP 要求の 1 行目の URL に追加するサフィックス。プロキシ・サーバまたは Mobile Link リダイレクタを介して同期を行う場合、Mobile Link サーバを見つけるためにサフィックスが必要な場合があります。デフォルト値は MobiLink です。 |
version= versionnumber |
HTTP と HTTPS のみ。使用する HTTP のバージョンを指定する文字列。1.0 または 1.1 を選択できます。デフォルト値は 1.1 です。 |
ネットワーク・パラメータの詳細については、Mobile Link クライアント・ネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。
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