FTP メッセージ・システムでは、メッセージは FTP ホストのルート・ディレクトリの下位ディレクトリに保存されます。FTP ホストとルート・ディレクトリは、レジストリまたは初期化ファイルに保存されているメッセージ・システム制御パラメータによって指定されます。またメッセージが保存されるサブディレクトリが各ユーザのアドレスになります。
FTP をサポートしているオペレーティング・システムのリストについては、サポートされるプラットフォームを参照してください。
FTP メッセージ・システムでは、次の制御パラメータを使用します。
host FTP サーバを実行しているコンピュータのホスト名。このパラメータには、ホスト名 (FTP.ianywhere.com など) または IP アドレス (192.138.151.66 など) を使用できます。
user FTP ホストにアクセスするためのユーザ名。
password FTP ホストにアクセスするためのパスワード。
root_directory メッセージが保存される、FTP ホスト・サイトのルート・ディレクトリ。
port FTP の接続に使用される IP ポート番号。このパラーメータは通常は不要です。
debug このパラメータは、YES または NO に設定されます。デフォルトは NO です。YES を設定すると、デバッグ出力が表示されます。
active_mode このパラメータは、YES または NO に設定されます。デフォルトは NO (受動モード) です。
reconnect_retries 失敗になる前に、リンクがサーバでソケットを開こうと試行する回数。デフォルト値は 4 です。このパラメータを設定すると、再接続のみに影響します。FTP リンクによる最初の接続には影響しません。
reconnect_pause 接続の試行失敗後に次の接続まで待機する秒数。デフォルトは 30 秒です。このパラメータを設定すると、再接続のみに影響します。FTP リンクによる最初の接続には影響しません。
suppress_dialogs このパラメータは、TRUE または FALSE に設定されます。TRUE に設定されている場合は、FTP サーバへの接続の試行失敗後に、[接続] ウィンドウは表示されません。代わりに、エラーが発生します。
invalid_extensions メッセージング・システムでのファイルの生成時に dbremote で使用されないようにするファイル拡張子の、カンマで区切られたリストです。
encode_dll カスタム・エンコード・スキームを実装している場合は、作成したカスタム・エンコード DLL のフル・パスをこのパラメータに設定する必要があります。
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