次の手順を使用して、リモート・データベースをバックアップします。この手順には、SQL Remote がトランザクション・ログを使用する場合の管理方式が含まれています。この手順を使用して、-x オプションを指定した Message Agent (dbremote) を実行しないでください。
リモート・データベースのフル・バックアップを作成します。
DBA 権限のあるユーザとしてデータベースに接続します。
-r オプションと -n オプションを指定して dbbackup を実行します。
たとえば、バックアップ・ディレクトリを e:\live と想定すると、データベース・ファイルは c:\live ディレクトリにあり、これに対応するトランザクション・ログ・ファイルは d:\live ディレクトリにあります。
dbbackup -r -n -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\remotedatabase.db" e:\archive |
d:\live ディレクトリ内のトランザクション・ログは、フル・バックアップによって変更されません。
e:\archive ディレクトリにあるバックアップ・ファイルを、外部のドライブまたは DVD にコピーします。
現在のトランザクション・ログ・ファイルにアクセスしながら Message Agent (dbremote) を実行するには、次のコマンドを使用します。
dbremote -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\database.db" d:\live |
バックアップ中のデータベースに対しては、-x オプションを指定して Message Agent (dbremote) を実行しないでください。
バックアップ・ユーティリティ (dbbackup) を設定し、リモート・データベースのトランザクション・ログのインクリメンタル・バックアップを作成します。
DBA 権限のあるユーザとしてデータベースに接続します。
-r オプション、-n オプション、-t オプションを指定して dbbackup を実行します。
次に例を示します。
dbbackup -r -n -t -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\remotedatabase.db" e:\archive |
現在のトランザクション・ログ・ファイルにアクセスしながら Message Agent (dbremote) を実行するには、次のコマンドを使用します。
dbremote -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\remotedatabase.db" d:\live |
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