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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Remote » SQL Remote の配備と管理 » SQL Remote の管理 » SQL Remote のパフォーマンス向上

 

メッセージ送信のタスク

Message Agent (dbremote) は、次のタスクを実行してメッセージを送信します。

  • パブリッシャのトランザクション・ログのスキャン   Message Agent (dbremote) は、パブリッシャ・データベースのトランザクション・ログをスキャンして、トランザクション・ログのエントリをサブスクライバへのメッセージに変換します。-l オプションで定義されているメッセージの最大長は、システム内のすべてのデータベースで同じである必要があります。

    大きなトランザクションの場合、Message Agent (dbremote) はマルチパートのメッセージを作成します。これらのメッセージには、トランザクション内でのそれぞれの位置を追跡するシーケンス番号が個別に付けられています。サブスクライバ・データベースの Message Agent (dbremote) は、シーケンス番号を使用して、メッセージが正しい順序で適用され、失われることがないようにします。

  • リモート・データベースへのメッセージの送信   Message Agent (dbremote) は、各リモート・ユーザの送信頻度プロパティで指定された時刻にメッセージを送信します。送信遅延の調整を参照してください。

    Message Agent (dbremote) は、キャッシュ・メモリが設定値を超えた場合、指定時刻より前にメッセージを送信します。Message Agent (dbremote) は、メッセージをキャッシュ・メモリに格納します。使用中のキャッシュ・メモリが指定された値を超えると、メッセージが送信されます。メッセージのキャッシュによるスループットの調整を参照してください。

  • リモート・データベースからの再送要求の処理   ユーザがメッセージの再送要求を発行すると、パブリッシャ・データベースの Message Agent (dbremote) は通常のメッセージ送信処理を中断し、再送要求を処理します。

    このような再送要求の緊急度は、-ru オプションを使用して制御します。再送要求処理の緊急度の調整を参照してください。

  • パブリッシャ・データベースへの確認メッセージの送信   メッセージが受信されてサブスクライブされたデータベースに適用されると、パブリッシャには確認メッセージが返送されます。保証されたメッセージ配信システムの概要を参照してください。