リモート・データベースの自動抽出

リモート・データベースの自動抽出と、その代替となる再ロード・ファイルへのリモート・データベースの抽出については、リモート・データベースの抽出を参照してください。

次の手順を使用して、統合データベースを抽出し、スキーマとデータを新しいデータベースに再ロードします。データの中間コピーはディスク上に作成されません。

♦ リモート・データベースを自動的に抽出するには、次の手順に従います (Sybase Central の場合)。

DBA 権限のあるユーザとして統合データベースに接続します。
[ツール] - [SQL Anywhere 11] - [データベースの抽出] を選択します。
プロンプトが表示されたら、[新しいデータベースへの抽出と再ロード] を選択します。

プロンプトが表示されたら、[構造とデータを抽出] を選択します。
ウィザードの指示に従い、デフォルト値をそのまま使用します。

適切なスキーマ、リモート・ユーザ、パブリケーション、サブスクリプション、トリガを含む新しいリモート・データベースが作成されます。デフォルトでは、統合データベースのデータがリモート・データベースに抽出され、サブスクリプションが開始されます。ただし、ウィザードでは、Message Agent が開始されないため、メッセージが交換されません。Message Agent (dbremote) の概要を参照してください。

♦ リモート・データベースを自動的に抽出するには、次の手順に従います (SQL の場合)。

DBA 権限のあるユーザとして統合データベースに接続します。

抽出ユーティリティ (dbxtract) を実行し、-ac オプションを指定して既存のデータベースに抽出するか、または -an オプションを指定して新しいデータベースに抽出します。抽出ユーティリティ (dbxtract)を参照してください。

-an オプションを指定する場合は、空のデータベースを作成してから、抽出ユーティリティ (dbxtract) を実行してください。たとえば、次のコマンドは mydata.db という名前の空のデータベースを作成します。

dbinit c:\remote\mydata.db

次のコマンドを実行して、c:\consolidateddata.db にある統合データベースから新しいリモート・データベースを抽出します。新しいデータベースは、field_user という名前のリモート・ユーザ用であり、c:\remote\mydata.db に作成されます。

dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\consolidateddata.db" 
-an c:\remote\mydata.db field_user

適切なスキーマ、リモート・ユーザ、パブリケーション、サブスクリプション、トリガを含む新しいリモート・データベース mydata.db が作成されます。デフォルトでは、統合データベースのデータがリモート・データベースに抽出され、サブスクリプションが開始されます。ただし、抽出ユーティリティ (dbxtract) では、Message Agent が開始されないため、メッセージが交換されません。Message Agent (dbremote) の概要を参照してください。

参照

再ロード・ファイルへのリモート・データベースの抽出