次の手順を使用して、リモート・データベースの出力ログの一部を統合データベースに送信します。情報はファイルに書き込まれます。このファイルには、システム内の一部またはすべてのリモート・データベースからの出力ロギング情報を格納できます。
統合データベースに出力ログ情報を送信するようにリモート・データベースを設定します。
SET REMOTE 文と output_log_send_on_error オプションを使用して、エラーの発生時にログ情報を送信します。
リモート・データベースに対して、次のコマンドを実行します。
SET REMOTE link-name OPTION PUBLIC.output_log_send_on_error = 'Yes'; |
Message Agent (dbremote) は、エラーを示す E で始まるメッセージを読み込むと、統合データベースに出力ログ情報を送信します。SET REMOTE OPTION 文 [SQL Remote]を参照してください。
この手順はオプションです。統合データベースに送信される情報の量を制限する場合は、SET REMOTE 文に output_log_send_limit オプションを設定します。output_log_send_limit オプションには、統合データベースに送信されるバイト数を指定します。これは、出力ログの最後に表示されます (つまり、最後のエントリです)。デフォルトは 5 K です。
output_log_send_limit に最大メッセージ・サイズを超える値を指定すると、SQL Remote は output_log_send_limit の値を上書きし、最大メッセージ・サイズ以下のメッセージだけを送信します。
リモート・データベースに対して、次のコマンドを実行します。
SET REMOTE link-name OPTION PUBLIC.output_log_send_limit = '7K'; |
SET REMOTE OPTION 文 [SQL Remote]を参照してください。
ログ情報を受信するように統合データベースを設定します。
統合データベースで、-ro オプションまたは -rt オプションを指定して Message Agent (dbremote) を実行します。
Message Agent (dbremote)を参照してください。
この手順はオプションです。設定をテストする場合は、出力ログ情報を統合データベースに送信する output_log_send_now オプションを設定します。
リモート・データベースで、output_log_send_now オプションを YES に設定します。
次のポーリング時にリモート・データベースは出力ログ情報を送信し、その後、output_log_send_now オプションが NO にリセットされます。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |