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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Remote » SQL Remote の配備と管理 » SQL Remote の管理 » レプリケーション・エラーのレポートと処理 » エラー処理プロシージャの実行

 

リモート・データベースからのエラーの収集

次の手順を使用して、リモート・データベースの出力ログの一部を統合データベースに送信します。情報はファイルに書き込まれます。このファイルには、システム内の一部またはすべてのリモート・データベースからの出力ロギング情報を格納できます。

♦  リモート・データベースから出力ログ情報を収集するように SQL Remote を設定するには、次の手順に従います。
  1. 統合データベースに出力ログ情報を送信するようにリモート・データベースを設定します。

    1. SET REMOTE 文と output_log_send_on_error オプションを使用して、エラーの発生時にログ情報を送信します。

      リモート・データベースに対して、次のコマンドを実行します。

      SET REMOTE link-name OPTION
      PUBLIC.output_log_send_on_error = 'Yes';

      Message Agent (dbremote) は、エラーを示す E で始まるメッセージを読み込むと、統合データベースに出力ログ情報を送信します。SET REMOTE OPTION 文 [SQL Remote]を参照してください。

    2. この手順はオプションです。統合データベースに送信される情報の量を制限する場合は、SET REMOTE 文に output_log_send_limit オプションを設定します。output_log_send_limit オプションには、統合データベースに送信されるバイト数を指定します。これは、出力ログの最後に表示されます (つまり、最後のエントリです)。デフォルトは 5 K です。

      output_log_send_limit に最大メッセージ・サイズを超える値を指定すると、SQL Remote は output_log_send_limit の値を上書きし、最大メッセージ・サイズ以下のメッセージだけを送信します。

      リモート・データベースに対して、次のコマンドを実行します。

      SET REMOTE link-name OPTION
      PUBLIC.output_log_send_limit = '7K';

      SET REMOTE OPTION 文 [SQL Remote]を参照してください。

  2. ログ情報を受信するように統合データベースを設定します。

    統合データベースで、-ro オプションまたは -rt オプションを指定して Message Agent (dbremote) を実行します。

    Message Agent (dbremote)を参照してください。

  3. この手順はオプションです。設定をテストする場合は、出力ログ情報を統合データベースに送信する output_log_send_now オプションを設定します。

    リモート・データベースで、output_log_send_now オプションを YES に設定します。

    次のポーリング時にリモート・データベースは出力ログ情報を送信し、その後、output_log_send_now オプションが NO にリセットされます。

参照