Message Agent (dbremote) のモードの選択

Message Agent (dbremote) は次のいずれかのモードで動作します。

継続モード 継続モードでは、Message Agent (dbremote) は各リモート・ユーザの送信頻度プロパティで指定された時刻に、定期的にメッセージを送信します。メッセージを送信していないときは、メッセージが到着すると受信します。
継続モードは、メッセージが随時送受信される統合データベースにおいて有用です。負荷を分散させて迅速なレプリケーションを確実にするためです。

継続モードでの Message Agent (dbremote) の実行を参照してください。
バッチ・モード バッチ・モードでは、Message Agent (dbremote) は受信メッセージを受信して処理し、トランザクション・ログを 1 回スキャンし、出力メッセージを作成して送信した後、停止します。
バッチ・モードは、たまに接続するリモート・データベースにおいて有用です。接続したときにだけ、統合データベースとメッセージを交換できるためです。たとえば、リモート・データベースがメイン・ネットワークにダイヤルアップするようなときです。

バッチ・モードでの Message Agent (dbremote) の実行を参照してください。

SQL Remote には、高い柔軟性があります。システム内では、複数のデバイスと複数のオペレーティング・システム上で両方のモードの Message Agent (dbremote) を実行できます。ただし、SQL Remote には、次の稼働条件があります。

REMOTE DBA 権限または DBA 権限が必要 Message Agent (dbremote) を実行するユーザには、REMOTE DBA 権限または DBA 権限が必要です。REMOTE DBA 権限の付与を参照してください。
システム内にある各 Message Agent (dbremote) のメッセージの最大長は、すべて同じ値にする このメッセージ長は、オペレーティング・システムのメモリ割り当て制限によって制限されることがあります。制限より長い受信メッセージは、矛盾したメッセージとして削除されます。デフォルト値は 50000 バイトです。このメッセージ長は、Message Agent (dbremote) の -l オプションを使用して変更できます。Message Agent (dbremote)を参照してください。