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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Remote » SQL Remote の配備と管理 » SQL Remote の管理

 

再ロード・ファイルへのリモート・データベースの抽出

再ロード・ファイルへのリモート・データベースの抽出と、その代替となるリモート・データベースの自動抽出については、リモート・データベースの抽出を参照してください。

ほとんどの配備シナリオでは、リモート・データベースの抽出と作成をカスタマイズする必要があります。カスタム抽出を作成するには、コマンド・ファイルと一連のテキスト・ファイルへのデータベースの抽出を選択します。次に、必要に応じてこれらのファイルを編集できます。

データベースをファイルに抽出する場合は、作成するファイルを次のいずれかから選択します。

  • reload.sql という名前の SQL コマンド・ファイル。このファイルには、リモート・データベース・スキーマの構築に必要な文が含まれています。   抽出ユーティリティ (dbxtract)の -n オプションを参照してください。

    たとえば、次のコマンドを実行します。

    dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" -n "c:\remote\reload.sql" UserName

  • 一連のデータ・ファイル。それぞれに、データベース・テーブルの内容が含まれています。   一連のデータ・ファイル。それぞれに、データベース・テーブルの内容が含まれています。データ・ファイルを格納する、extract という名前の新しいディレクトリが作成されます。これらのファイルを使用して、既存のリモート・データベースにデータをロードできます。抽出ユーティリティ (dbxtract)の -d オプションを参照してください。

    たとえば、次のコマンドを実行します。

    dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" -d "c:\remote1\" UserName

  • reload.sql ファイルとデータ・ファイルの両方。    データ・ファイルを格納する、extract という名前の新しいディレクトリが作成されます。reload.sql ファイルには、データ・ファイルをロードする命令が含まれています。たとえば、次のコマンドを実行します。
    dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" "c:\remote1\reload.sql" UserName

reload.sql ファイル

reload.sql ファイルには、データベース・スキーマを構築する SQL 文が記述され、次のオブジェクトを作成するコマンドが含まれています。

reload.sql の編集が必要な場合があります。

抽出ユーティリティ (dbxtract) はリモート・データベースの準備を支援するためのものですが、すべての場合においてブラック・ボックス・ソリューションとはなりません。リモート・データベースを作成するときは、必要に応じて reload.sql コマンド・ファイルを編集してください。reload.sql ファイルの編集を参照してください。

次の手順を使用して、reload.sql ファイルからリモート・データベースを作成します。

♦  reload.sql ファイル (コマンド・ライン) からリモート・データベースを作成するには、次の手順に従います。
  1. 抽出ユーティリティ (dbxtract) を使用して、データベース・スキーマとデータをファイルに抽出します。たとえば、次のコマンドを実行します。

    dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" "c:\remote\reload.sql" UserName

    デフォルトでは、指定されたリモート・ユーザのサブスクリプションが自動的に開始されます。

  2. 必要に応じて、reload.sql を編集します。reload.sql ファイルの編集を参照してください。

  3. 空の SQL Anywhere データベースを作成します。

    たとえば、次のコマンドを実行します。

    dbinit c:\rem1\rem1.db
  4. Interactive SQL からデータベースに接続して、reload.sql コマンド・ファイルを実行します。

    たとえば、次のコマンドを実行します。

    READ remote\reload.sql

    適切なスキーマ、リモート・ユーザ、パブリケーション、サブスクリプション、トリガを含む新しいリモート・データベース rem1.db が作成されます。ただし、抽出ユーティリティ (dbxtract) では、Message Agent が開始されないため、メッセージが交換されません。Message Agent (dbremote) の概要を参照してください。

参照

reload.sql ファイルの編集
多層階層システムのデータベースの抽出
複数のリモート・データベースの作成