再ロード・ファイルへのリモート・データベースの抽出と、その代替となるリモート・データベースの自動抽出については、リモート・データベースの抽出を参照してください。
ほとんどの配備シナリオでは、リモート・データベースの抽出と作成をカスタマイズする必要があります。カスタム抽出を作成するには、コマンド・ファイルと一連のテキスト・ファイルへのデータベースの抽出を選択します。次に、必要に応じてこれらのファイルを編集できます。
データベースをファイルに抽出する場合は、作成するファイルを次のいずれかから選択します。
reload.sql という名前の SQL コマンド・ファイル。このファイルには、リモート・データベース・スキーマの構築に必要な文が含まれています。 抽出ユーティリティ (dbxtract)の -n オプションを参照してください。
たとえば、次のコマンドを実行します。
dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" -n "c:\remote\reload.sql" UserName |
一連のデータ・ファイル。それぞれに、データベース・テーブルの内容が含まれています。 一連のデータ・ファイル。それぞれに、データベース・テーブルの内容が含まれています。データ・ファイルを格納する、extract という名前の新しいディレクトリが作成されます。これらのファイルを使用して、既存のリモート・データベースにデータをロードできます。抽出ユーティリティ (dbxtract)の -d オプションを参照してください。
たとえば、次のコマンドを実行します。
dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" -d "c:\remote1\" UserName |
reload.sql ファイルとデータ・ファイルの両方。 データ・ファイルを格納する、extract という名前の新しいディレクトリが作成されます。reload.sql ファイルには、データ・ファイルをロードする命令が含まれています。たとえば、次のコマンドを実行します。
dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" "c:\remote1\reload.sql" UserName |
reload.sql ファイルには、データベース・スキーマを構築する SQL 文が記述され、次のオブジェクトを作成するコマンドが含まれています。
抽出ユーティリティ (dbxtract) はリモート・データベースの準備を支援するためのものですが、すべての場合においてブラック・ボックス・ソリューションとはなりません。リモート・データベースを作成するときは、必要に応じて reload.sql コマンド・ファイルを編集してください。reload.sql ファイルの編集を参照してください。
次の手順を使用して、reload.sql ファイルからリモート・データベースを作成します。
抽出ユーティリティ (dbxtract) を使用して、データベース・スキーマとデータをファイルに抽出します。たとえば、次のコマンドを実行します。
dbxtract -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\cons\cons.db" "c:\remote\reload.sql" UserName |
デフォルトでは、指定されたリモート・ユーザのサブスクリプションが自動的に開始されます。
必要に応じて、reload.sql を編集します。reload.sql ファイルの編集を参照してください。
空の SQL Anywhere データベースを作成します。
たとえば、次のコマンドを実行します。
dbinit c:\rem1\rem1.db |
Interactive SQL からデータベースに接続して、reload.sql コマンド・ファイルを実行します。
たとえば、次のコマンドを実行します。
READ remote\reload.sql |
適切なスキーマ、リモート・ユーザ、パブリケーション、サブスクリプション、トリガを含む新しいリモート・データベース rem1.db が作成されます。ただし、抽出ユーティリティ (dbxtract) では、Message Agent が開始されないため、メッセージが交換されません。Message Agent (dbremote) の概要を参照してください。
reload.sql ファイルの編集
多層階層システムのデータベースの抽出
複数のリモート・データベースの作成
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