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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Remote » SQL Remote の配備と管理 » SQL Remote の管理 » SQL Remote のパススルー・モード

 

パススルー・モードの制限事項

  • 階層の 1 つのレベルのみで動作するパススルー   多層 SQL Remote システムでは、現在のレベルのすぐ下でパススルー文が動作することが重要になります。多層システムでは、統合データベースで、その下のレベルを動作の対象としてパススルー文を入力してください。

  • プロシージャの呼び出し   パススルー・モードで CALL 文または EXEC 文を使用してストアド・プロシージャを呼び出すと、次のようになります。

    • プロシージャが統合データベースで実行されない場合でも、プロシージャはパススルー・コマンドを呼び出す統合データベースに存在します。PASSTHROUGH 文 [SQL Remote]を参照してください。

    • プロシージャは、リモート・データベースにも存在します。CALL 文または EXEC 文はレプリケートされますが、プロシージャ内の文はレプリケートされません。レプリケートされるデータベースのプロシージャは適切な作用をしていると仮定しています。

  • 制御文   IF や LOOP などの制御文と、すべてのカーソル処理は、パススルー・モードではレプリケートされません。ループ構造または制御構造内の文は、レプリケートされます制御文を参照してください。

  • カーソル処理   カーソルの処理はレプリケートされません。

  • SQL SET OPTION 文   静的な Embedded SQL の SET OPTION 文はレプリケートされません。しかし、動的 SQL 文はレプリケートされます。静的 SQL と動的 SQLを参照してください。

    たとえば、次の文はパススルー・モードではレプリケートされません。

    EXEC SQL SET OPTION ...

    しかし、次の動的 SQL 文はレプリケートされます。

    EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE "SET OPTION ... "

  • バッチ文   バッチ文 (BEGIN と END に囲まれた一連の文) は、パススルー・モードではレプリケートされません。パススルー・モードでバッチ文を使おうとすると、エラーが発生します。

参照