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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Remote » SQL Remote のレプリケーション設計 » SQL Remote のレプリケーション設計と設定

 

SQL Remote システムの作成

統合データベースを使用して、すべての SQL Remote 管理タスクを実行します。

♦  SQL Remote システムを作成するには、次の手順に従います。
  1. SQL Anywhere 統合データベースを選択するか、または新しい SQL Anywhere データベースを作成します。統合データベースからリモート・データベース (これも SQL Anywhere データベースです) が作成されます。

    新しい SQL Anywhere データベースを作成する場合は、SQL Remote でプライマリ・キーをどのように使用するかについて検討します。たとえば、プライマリ・キー・カラムのデータ型に、グローバル・オートインクリメントを使用した BIGINT を選択すると実用的です。重複プライマリ・キー・エラーを参照してください。

  2. レプリケートするデータを決定します。

    効率的なレプリケーション・システムを作成するには、使用するテーブル、そのテーブルのカラム、レプリケートするローのサブセットを決定します。必要な情報のみを含めるようにしてください。

  3. 統合データベースにパブリケーションを作成します。

    SQL Remote では、パブリッシュ/サブスクライブ・モデルを採用しており、適切な情報が目的のユーザに必ず届けられます。統合データベースのパブリケーションにレプリケートするデータを整理してください。パブリケーションとアーティクルを参照してください。

  4. 統合データベースにパブリッシャ・ユーザを作成します。

    パブリッシャは、PUBLISH 権限を持つユーザで、統合データベースをユニークに識別するために使用されます。PUBLISH パーミッションを参照してください。

  5. リモート・ユーザを作成します。

    リモート・ユーザを使用して、リモート・データベースをユニークに識別します。REMOTE パーミッションを参照してください。

    リモート・ユーザを作成する場合は、データを転送するときに使用するメッセージ・タイプを定義し、必要に応じてデータを送信する頻度を定義します。

  6. サブスクリプションを作成し、パブリケーションに対してリモート・ユーザをサブスクライブします。サブスクリプションを参照してください。

  7. リモート・ユーザがデータをどのように使用するかを決定します。

    リモート・ユーザは、自分のデータを常に読み込むことができます。また、リモート・ユーザにはデータの更新、削除、挿入も許可できます。トランザクション・ログ・ベースのレプリケーションの概要を参照してください。

  8. 競合を解決する方法を選択します。

    リモート・ユーザがデータを更新、削除、挿入すると、レプリケーション時に競合が発生する可能性があります。競合を解決する方法を実装する必要があります。更新の競合に対するデフォルトの解決を参照してください。

  9. SQL Remote システムを配備します。

    リモート・データベースを作成して、適切なソフトウェアをインストールします。SQL Remote の管理の概要を参照してください。