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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Remote » SQL Remote のレプリケーション設計 » SQL Remote のレプリケーション設計と設定 » 重複プライマリ・キー・エラー » プライマリ・キー・プールの使用

 

キー・プールのプライマリ・キーの使用

営業担当者が Customers テーブルに新しく顧客を追加する場合、挿入するプライマリ・キー値は、ストアド・プロシージャを使用して取得します。次の例では、プライマリ・キー値を提供するストアド・プロシージャと、挿入を実行するストアド・プロシージャを使用します。

♦  プライマリ・キーを使用するには、次の手順に従います (SQL の場合)。
  1. リモート・データベース上で実行するプロシージャを作成して、プライマリ・キー・プール・テーブルからプライマリ・キーを取得します。

    たとえば、NewKey プロシージャは、キー・プールにある整数値を提供し、プールからその値を削除します。

    CREATE PROCEDURE NewKey(
          IN @table_name VARCHAR(40),
          OUT @value INTEGER )
    BEGIN
       DECLARE NumValues INTEGER;
       
       SELECT COUNT(*), MIN(value)
       INTO NumValues, @value
             FROM KeyPool
             WHERE table_name = @table_name
             AND location = CURRENT PUBLISHER;
       IF NumValues > 1 THEN
          DELETE FROM KeyPool
          WHERE table_name = @table_name
          AND value = @value;
       ELSE
       // Never take the last value, because
       // ReplenishPool will not work.
       // The key pool should be kept large enough
       // that this never happens.
          SET @value = NULL;
       END IF;
    END;

    NewKey プロシージャは、営業担当者の識別子がリモート・データベースの CURRENT PUBLISHER であることを利用します。

  2. リモート・データベース上で実行するプロシージャを作成して、サブスクライブされたテーブルに新しいローを挿入します。

    たとえば、NewCustomers プロシージャは、プライマリ・キーを構成する NewKey が取得した値を使用して、テーブルに新しい顧客を挿入します。

    CREATE PROCEDURE NewCustomers(
          IN customer_name CHAR( 40 ) )
    BEGIN
       DECLARE new_cust_key INTEGER ;
       CALL NewKey( 'Customers', new_cust_key );
       INSERT
       INTO Customers (
          cust_key,
          name,
          location
          )
       VALUES (
          'Customers ' ||
          CONVERT (CHAR(3), new_cust_key),
          customer_name,
          CURRENT PUBLISHER
          );
    );
    END

    NewKey から取得される new_cust_key 値をテストしてこの値が NULL でないことを確認し、値が NULL の場合には挿入しないように、プロシージャを強化できます。