SQL Remote を使用すると、複数のデータベースでデータベースを更新できます。ただし、特にデータベースの構造が複雑な場合は、レプリケーション・エラーを回避するように注意深く設計する必要があります。
レプリケーションの競合は、エラーとは異なります。競合を適切に処理すると、SQL Remote では問題を起こしません。
競合は、数多くのシステムで発生します。SQL Remote では、SQL Remote システムの通常のオペレーションの一部として、トリガとプロシージャを使用して競合を適切に解決できます。更新の競合に対するデフォルトの解決を参照してください。
次のようなレプリケーション・エラーがあります。
ローが見つからないエラー あるユーザがロー (特定のプライマリ・キー値を持つ) を削除します。別のユーザが異なるサイトで同じローを更新または削除すると発生します。この場合は、後者のユーザが UPDATE 文または DELETE 文を送信したときに、ローが見つからないという理由でエラーが発生します。ローが見つからないエラーを参照してください。
参照整合性エラー 外部キーを持つカラムがパブリケーションに含まれていて、関連するプライマリ・キーが含まれていない場合、その外部キーを参照する INSERT 文は失敗します。
また、プライマリ・テーブルに SUBSCRIBE BY 式が含まれているが、それと関連付けされている外部テーブルには含まれていない場合に、参照整合性エラーが発生することがあります。外部テーブルのローはレプリケートされる可能性がありますが、プライマリ・テーブルのローはパブリケーションから除外されることがあるためです。
参照整合性エラーを参照してください。
重複プライマリ・キー・エラー 2 人のユーザが同じプライマリ・キー値を使用してローを挿入する場合や、あるユーザがプライマリ・キーを更新し、別のユーザが新しい値のプライマリ・キーを挿入する場合に発生します。レプリケーション・システムのデータベースに 2 度目にアクセスしようとすると、プライマリ・キーが 2 つ作成されるため、エラーが発生します。重複プライマリ・キー・エラーを参照してください。
配信エラーとその解決方法については、保証されたメッセージ配信システムの概要を参照してください。
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