INSERT 文と DELETE 文のレプリケート

SQL Remote では、INSERT 文と DELETE 文は最も簡単にレプリケートできる文です。

あるデータベースで INSERT 文を実行すると、この文は INSERT 文として SQL Remote システム内でサブスクライブされたデータベースに送信されます。
あるデータベースで DELETE 文を実行すると、この文は DELETE 文として SQL Remote システム内でサブスクライブされたデータベースに送信されます。

統合データベース

SQL Remote では、統合データベースのトランザクション・ログからの INSERT 文または DELETE 文をそれぞれコピーして、挿入または削除されるローに対してサブスクライブする各リモート・データベースにこれらの文を送信します。テーブルのカラムのサブセットに対してのみサブスクライブされている場合、リモート・データベースに送信される INSERT 文にはそのカラムのみが含まれます。

リモート・データベース

SQL Remote では、リモート・データベースのトランザクション・ログからの INSERT 文または DELETE 文をそれぞれコピーして、挿入または削除されるローに対してサブスクライブする統合データベースに、この文を送信します。次に、統合データベースによって文が適用され、その結果、トランザクション・ログへの書き込みが行われます。統合データベースのトランザクション・ログが SQL Remote によって処理されると、変更内容は最終的に他のリモート・サイトに送信されます。SQL Remote は、最初に文を実行したリモート・ユーザにはその文を送信しません。