次の例では、オフィス・ネットワーク上の統合データベースと、営業担当者のラップトップ・コンピュータ上にあるパーソナル・データベースとの間で、双方向にレプリケーションできます。SMTP 電子メール・システムがメッセージの伝送手段として使用されています。
統合データベースを管理するには、オフィス・ネットワーク・サーバで SQL Anywhere データベース・サーバを実行します。SQL Remote は、他のクライアント・アプリケーションと同じ方法で統合データベースに接続します。
各営業担当者のラップトップ・コンピュータには、SQL Anywhere パーソナル・サーバ、SQL Anywhere リモート・データベース、SQL Remote がインストールされています。
営業担当者は、外出先からインターネットに接続して SQL Remote を実行できます。このことによって、次の機能が実行されます。
オフィス・ネットワーク・サーバ上の統合データベースから、パブリケーションの更新を受信する。
ローカルで行った更新内容 (新しい注文など) を、オフィス・ネットワーク・サーバ上の統合データベースに送信する。
オフィス・ネットワーク・データベースのパブリケーションの更新には、その営業担当者が取り扱っている製品の新しい特別割引や、新価格、在庫情報などがあります。これらの更新はラップトップ上の SQL Remote によって読み込まれ、自動的に営業担当者のリモート・データベースに適用されます。営業担当者による追加操作は一切不要です。
営業担当者が登録した新しい注文も、この担当者が特別な操作をすることなく自動的にオフィス・ネットワーク・データベースに送信され、適用されます。
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