SQL Remote は、次の変更をレプリケートします。
コミットされた変更 データベースに対して行われ、トランザクション・ログに記録された変更。
パブリケーションに含まれているデータを修正する変更 SQL Remote は、トランザクション・ログをスキャンして、パブリケーションに含まれているローに対する変更のうち、コミットされた変更があるかどうかを調べます。さらに、SQL 文をメッセージにパッケージし、そのメッセージをサブスクライバ・データベースに送信します。
統合データベースでは、パブリケーションに含まれるトランザクション・ログ内のすべてのコミットされたトランザクションが、定期的にリモート・データベースに送信されます。
リモート・データベースでは、パブリケーションに含まれるトランザクション・ログ内のすべてのコミットされたトランザクションが、定期的に統合データベースに送信されます。
SQL Anywhere データベース・サーバは、パブリケーションを評価してトランザクション・ログに情報を書き込むコンポーネントです。パブリケーションの数が多くなると、データベース・サーバが実行する必要のある処理も多くなります。
SQL Anywhere は、パブリケーションの一部であるテーブルを更新する個々のサブスクリプション式を評価します。更新前と更新後に、式の値をトランザクション・ログに追加します。複数のパブリケーションの一部であるテーブルでは、個々のパブリケーションに対して更新前と更新後に、サブスクリプション式が評価されます。
トランザクション・ログに情報を追加すると、次の場合にパフォーマンスが低下することがあります。
高負荷の式 サブスクリプション式の評価が高い負荷を生む場合は、パフォーマンスが低下することがあります。
多数のパブリケーション テーブルが複数のパブリケーションに属している場合は、多数の式を評価する必要があります。これに対し、サブスクリプションの数はデータベース・サーバのパフォーマンスに影響しません。
複数の値が含まれる式 一部の式には複数の値が含まれていて、トランザクション・ログの情報が増加する場合があります。このことがパフォーマンスに影響する可能性があります。
SQL Remote は、文のレプリケーションを実行するコンポーネントです。
送信フェーズの間、SQL Remote Message Agent は現在のサブスクリプションをトランザクション・ログ内のパブリケーション情報にマップして、リモート・ユーザごとに適切なメッセージを生成します。Message Agent (dbremote)を参照してください。
INSERT 文と DELETE 文のレプリケート
UPDATE 文のレプリケーション
プロシージャのレプリケート
トリガのレプリケート
データ定義文
データ型
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