CustDB の同期論理は、Mobile Link 同期スクリプトとして統合データベースに格納されています。同期論理によって、統合データベースでダウンロードまたはアップロードの対象となる容量を特定できます。タイムスタンプベースの同期やスナップショット同期などの方法で、テーブル全体またはテーブルの一部 (ローまたはカラムのサブセット) をダウンロードできます。
Sybase Central を使用すると、テーブル、ユーザ、パブリケーションの他に、統合データベースに格納されている同期スクリプトをブラウズできます。Sybase Central は、データベースにこれらのスクリプトを追加するためのプライマリ・ツールです。
custdb.sql ファイルは、ml_add_connection_script または ml_add_table_script を呼び出して、各同期スクリプトを統合データベースに追加します。接続スクリプトは、特定のテーブルに関連付けられていない高いレベルのイベントを制御します。これらのイベントは、各同期の処理中に必要な全般的なタスクを実行するときに使用します。テーブル・スクリプトによって、ローのアップロードの開始や終了、競合の解決、ダウンロードするローの選択など、特定のテーブルの同期に関する特定のイベントでのアクションを実行できます。
CustDB で使用されている同期論理の詳細については、同期論理のソース・コードを参照してください。
CustDB への同期の実装の詳細については、同期の設計を参照してください。
[スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [Sybase Central] を選択します。
[接続] - [Mobile Link 11 に接続] を選択します。
[ODBC データ・ソース名] をクリックします。
[参照] をクリックし、[SQL Anywhere 11 CustDB] を選択します。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリックします。
[接続スクリプト] をダブルクリックします。
右ウィンドウ枠には、同期スクリプトと、それらが関連付けられているイベント・セットがリストされています。Mobile Link サーバが同期処理を実行すると、一連のイベントがトリガされます。このときに、イベントに関連付けられた同期スクリプトが実行されます。同期スクリプトを作成し、同期イベントを割り当てることによって、同期の際に実行されるアクションを制御できます。
[同期テーブル] をクリックします。
右ウィンドウ枠で、[ULCustomer] をダブルクリックします。
このテーブル固有のスクリプト・セットと、対応するイベントが表示されます。これらのスクリプトは、ULCustomer テーブルのデータがリモート・データベースと同期される方法を制御します。
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