管理ツールでも、Ultra Light のカスタム・アプリケーションでも、アプリケーションの接続コードで指定する一連の接続パラメータを「接続文字列」と呼びます。場合によっては、アプリケーションで ConnectionParms オブジェクトのフィールドが解析され、文字列が作成されます。それ以外の場合は、接続文字列は、各パラメータ名と値をセミコロンで区切り、1 行で入力します。
parameter1=value1;parameter2=value2 |
Ultra Light ランタイムによって、パラメータが接続文字列にアセンブルされてから、その接続文字列を使用して接続が確立されます。たとえば、ulload ユーティリティを使用した場合、次の接続文字列を使用して新しい XML データが既存のデータベースにロードされます。次の文字列を指定するまで、指定のデータベース・ファイルに接続できません。
ulload -c "DBF=sample.udb;UID=DBA;PWD=sql" sample.xml |
認識できない接続パラメータがあった場合は、Ultra Light でエラーが発生します。
すべての Ultra Light 管理ツールでは、次の順位で接続パラメータが優先されます。
CE_FILE、NT_FILE、PALM_FILE のいずれかのパラメータが指定されている場合は、常に DBF より優先されます。
2 つの DBF パラメータを指定した場合は、最後に指定した方が優先されます。
接続文字列で重複するパラメータを指定すると、最後に指定したパラメータが使用されます。他のパラメータはすべて無視されます。
接続文字列のパラメータが、ULSQLCONNECT 環境変数または接続オブジェクトで指定されたパラメータより優先されます。
接続文字列で指定されていない接続パラメータは、ULSQLCONNECT 環境変数で確認されます。
UID と PWD の両方の値が接続文字列でも ULSQLCONNECT でも指定されていない場合は、デフォルトの UID=DBA と PWD=sql が想定されます。
接続文字列パラメータ値に含まれる前後のスペースはすべて無視されます。接続パラメータ値に、先頭の一重引用符 (')、先頭の二重引用符 (")、またはセミコロン (;) を含めることはできません。
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