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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Mobile Link クライアントとしての Ultra Light » Ultra Light での ActiveSync と HotSync の使用

 

Palm OS の HotSync

Palm OS デバイスのデータは、Ethernet、Wi-Fi、RAS 接続を介して同期することもできますが、この項では HotSync 同期用にデスクトップとデバイスを設定する方法について説明します。

HotSync 同期では、Palm デバイス上のすべての Ultra Light データベースをユーザのデスクトップから同時に管理できます。HotSync 同期は、デバイスをデスクトップに接続したときに HotSync によって外部的に開始されます。これを行うには、アプリケーションを HotSync 同期用に設定しておく必要があります。Palm アプリケーションへの HotSync 同期の追加を参照してください。

HotSync 同期を使用せずに Ultra Light をアプリケーションから直接同期する場合、エンド・ユーザは各アプリケーションを個別に開いて、各データベースを順番に同期する必要があります。これをプログラムで処理するよう実装するには、API 固有の同期機能を使用して同期を初期化します。Palm アプリケーションへの TCP/IP、HTTP、HTTPS 同期の追加を参照してください。

HotSync アーキテクチャ

HotSync アーキテクチャには、リモート・データベースに送受信されるデータを同期した統合データベースが必要です。Mobile Link サーバは、これらのデータベース間の同期イベントを管理します。Ultra Light HotSync コンジットは、エンド・ユーザのデスクトップで同期イベントをローカルに管理します。

HotSync アーキテクチャ

HotSync コンジット・インストール・ユーティリティ (ulcond11) を使用して、コンジットをインストールし、各 Ultra Light データベースを登録してください。コンジットを使用して各データベースを登録する場合、Ultra Light HotSync コンジットは次のような設定になります。

  • アプリケーションに関連付けられたすべてのデータベースの HotSync 同期と登録された作成者 ID を管理する。該当する作成者 ID ごとにコンジットをインストールしてください。

  • 適切な接続文字列を使用して各データベースに接続する。複数のデータベースの登録が必要な場合は、ulcond11 ユーティリティで -a オプションを使用します。このオプションでは、各接続文字列を -c オプションで定義した接続文字列に追加します。

これにより、デスクトップから HotSync で同期を初期化することで、すべてのデータベースを同時に同期できます。

参照

HotSync 同期の概要
Mobile Link 同期のプロトコル・オプションの設定
HotSync 操作のデバッグ