ECC 暗号化と FIPS 認定の暗号化には、別途ライセンスが必要です。強力な暗号化テクノロジはすべて、輸出規制対象品目です。
別途ライセンスが必要なコンポーネントを参照してください。
Mobile Link の Ultra Light クライアント・アプリケーションは、TLS が有効になった同期を使用するように設定する必要があります。トランスポート・レイヤ・セキュリティにより、暗号化、改ざん検出、証明書ベースの認証が実現します。トランスポート・レイヤ・セキュリティの概要を参照してください。
RSA、ECC、FIPS の各暗号化は、すべてのプラットフォームで使用できるわけではありません。各プラットフォームでサポートされている暗号化方法については、 http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。
アプリケーション・コードで次のいずれかを呼び出して、暗号化された同期を有効にします。
RSA 暗号化を有効にするには、ULEnableRsaSyncEncryption を呼び出します。ULEnableRsaSyncEncryption 関数を参照してください。
ECC 暗号化を有効にするには、ULEnableEccSyncEncryption を呼び出します。ULEnableEccSyncEncryption 関数を参照してください。
FIPS RSA 暗号化を有効にするには、ULEnableRsaFipsSyncEncryption を呼び出します。この機能が必要なのは、Palm OS クライアントだけです。ULEnableRsaFipsSyncEncryption 関数を参照してください。
同期の情報ストリームを TLS または HTTPS に設定します。
ECC または FIPS 暗号化を有効にしている場合は、以下の設定を行う必要もあります。
適切なライブラリにリンクしていることを確認します。
プラットフォーム | リンク | RSA 暗号化 | ECC 暗号化 | FIPS 暗号化 |
---|---|---|---|---|
Windows デスクトップ | 静的 1 | ulrsa.lib | ulecc.lib | なし |
Windows デスクトップ | 動的 2 | なし | なし | なし |
Windows Mobile | 静的 1 | ulrsa.lib | ulecc.lib | なし |
Windows Mobile | 動的 2 | なし | なし | なし |
Palm OS | 静的 1 | ulrsa.lib | ulecc.lib | ulfips.lib、gse1st.lib |
1 ulrt.lib にもリンクする必要があります。
2 ulimp.lib にもリンクする必要があります。
適切なファイルがデバイスにコピーされていることを確認します。
プラットフォーム | リンク | RSA 暗号化 | ECC 暗号化 | FIPS 暗号化 |
---|---|---|---|---|
Windows デスクトップ | 静的 | なし | なし |
mlcrsafips11.dll sbgse2.dll |
Windows デスクトップ | 動的 1 | mlcrsa11.dll | mlcecc11.dll |
mlcrsafips11.dll sbgse2.dll |
Windows Mobile | 静的 | なし | なし |
mlcrsafips11.dll sbgse2.dll |
Windows Mobile | 動的 1 | mlcrsa11.dll | mlcecc11.dll |
mlcrsafips11.dll sbgse2.dll |
Palm OS | 静的 | なし | なし | libsbgse_4i.prc |
Windows Mobile コンポーネントおよび Ultra Light エンジン | 静的 2 | mlcrsa11.dll | mlcecc11.dll |
mlcrsafips11.dll sbgse2.dll |
1 ulrt11.dll を配備する必要もあります。
2 コンポーネント .dll ファイルと uleng11.exe、またはそのいずれかを配備する必要もあります。
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