SQL パススルー機能によって、統合データベースのパブリッシャは Ultra Light に SQL 文のスクリプトを送信して実行できます。SQL 文のスクリプトは、自動的に実行するか、または DBA 権限を持つユーザが手動で実行できます。
SQL 文のスクリプトは、同期中に Ultra Light に自動的にダウンロードされ、syssql テーブルに格納されます。ファイルベースのダウンロードまたは ping が実行されている場合やダウンロードが再起動された場合、SQL 文のスクリプトはダウンロードされません。
SQL 文のスクリプトは、次の場合を除き、次回データベースが起動したときに自動的に実行されます。
実行スクリプトで flags パラメータが manual に設定されている場合は、次の方法を使用して、統合データベースから送信されたスクリプトを手動で適用できます。
同期中は、Ultra Light が、前回の同期以降に実行されたスクリプトのステータスをアップロードします。Ultra Light でスクリプトの実行エラーが発生した場合は、統合データベースに通知され、処理手順が送信されるまでスクリプトの実行は停止されます。実行されたスクリプトのステータスは、統合データベースの ml_passthrough_status テーブルに格納されます。このテーブルを確認して、分散されたパススルー・スクリプトが成功したかどうかを判別します。
自動または手動で実行されたスクリプトの進行状況をモニタする場合は、observer コールバック関数を使用します。ULRegisterSQLPassthroughCallback のコールバック関数を参照してください。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |