Ultra Light データベースの文字列を比較するときに大文字と小文字を区別するかどうかを設定します。
{ ulcreate | ulinit | ulload } -o case=value;...
Ignore、Respect
Ignore
データの大文字と小文字を区別するかしないかは、テーブル、インデックスなどに反映されます。Ultra Light データベースは、デフォルトでは、データは常に入力されたとおりの大文字と小文字で保持されていますが、比較において大文字と小文字を区別しません。識別子 (テーブル名、カラム名など) とユーザ ID は、データベースの大文字と小文字の区別に関係なく、常に大文字と小文字が区別されません。データベースの大文字と小文字の区別の設定に関係なく、パスワードは常に大文字と小文字が区別されます。Ultra Light の文字列を参照してください。
文字列の比較結果とソート順は、データベースで大文字と小文字を区別するかどうかによって異なります。
ただし、一部の照合では、識別子の大文字と小文字の区別を前提とする場合、特別な注意が必要です。特に、トルコ語の照合では、予期できない複雑なエラーが発生するような大文字と小文字の変換動作があります。最も一般的なエラーは、i または I という文字を含むシステム・オブジェクトが見つからないというものです。
既存のデータベースの大文字と小文字を区別するかどうかは変更できません。変更する必要がある場合は、新しいデータベースを作成してください。
Sybase Central では、データベースを作成するウィザードで大文字と小文字を区別するかどうかを設定できます。[新しいデータベースの照合と文字セット] ページで [文字列の比較で大文字と小文字を区別する] オプションを選択します。
クライアント・アプリケーションから、データベース・マネージャ・クラスに対するデータベース作成メソッドの作成パラメータの 1 つとしてこのプロパティを設定します。
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