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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light データベースのリファレンス » Ultra Light データベース・オプション

 

Ultra Light commit_flush_count オプション [テンポラリ]

コミット・カウント・スレッショルドを設定します。このスレッショルドに達すると、コミット・フラッシュが実行されます。

指定可能な値

整数

デフォルト

10

備考

トランザクション・カウントを無効にする場合は、0 を使用します。トランザクション・カウントを無効にすると、フラッシュがトリガされた際のコミット数に制限がなくなります。

必要がある場合は、データベースを開始するたびにこのオプションを設定する必要があります。

commit_flush_count と commit_flush_timeout は、どちらも一時的なデータベース・オプションです。これらのオプションは、データベースを起動するたびに設定する必要があります。オプションは、データベースが実行され続けている間は保持されます。これらは、COMMIT_FLUSH=grouped が接続文字列の一部として設定される場合にのみ必要です。

このオプションを設定し、接続文字列にグループ化されるように COMMIT_FLUSH 接続パラメータを設定すると、どちらかのスレッショルドに達するとフラッシュがトリガされます。フラッシュが実行されると、Ultra Light によってカウンタとタイマはどちらも 0 に戻されます。その後、どちらか一方がスレッショルドに達するまで、両方ともモニタリングされます。

コミット・フラッシュ・オプションを設定するうえで重要な考慮事項は、コミットされたトランザクションがフラッシュされるまでの遅延によって、データのリカバリ性はどれ程のリスクを受けるかということです。トランザクションがコミットされた後であっても、トランザクションが失われる可能性がわずかながら存在します。コミット後に深刻なハードウェア障害が発生した場合、それがトランザクションが記憶領域にフラッシュされる前ならば、トランザクションはリカバリ時にロールバックされます。遅延を長くするほど、Ultra Light のパフォーマンスは向上します。適切なカウントのスレッショルドの選択は慎重に行ってください。

クライアント・アプリケーションから commit_flush_count オプションを設定するには、オプションを設定するときに、使用しているプログラミング・インタフェースのデータベース・オプション設定機能を使用します。

参照