Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light データベースのリファレンス » Ultra Light 作成パラメータ

 

Ultra Light precision 作成パラメータ

計算結果が小数の場合の最大桁数を指定します。

構文
{ ulcreate | ulinit | ulload } -o precision=value;...
指定可能な値

整数 (1 ~ 127)

デフォルト

30

備考

小数点の位置は数値の精度 (precision) と位取り (scale) で決まります。精度は小数点の左右の合計桁数です。位取りは、計算結果が最大精度にトランケートされるときの小数点以下の最小桁数です。

適切な小数点の位置を決定するには、次の点を考慮します。

  • 実行する計算のタイプ   掛け算、割り算、足し算、引き算、集合関数はすべて結果が最大精度を超える可能性があります。

    たとえば、DECIMAL(8,2) と DECIMAL(9,2) を掛けると、結果には DECIMAL(17,4) が必要です。precision が 15 の場合、15 桁のみが結果に保持されます。scale が 4 の場合、結果は DECIMAL(15,4) になります。scale が 2 の場合、結果は DECIMAL(15.2) になります。どちらの場合も、オーバフロー・エラーの可能性があります。

  • scale と precision の値の関係   scale は、小数点以下の桁数を設定し、負の数や precision より大きい値にはできません。

既存のデータベースの精度は変更できません。変更する必要がある場合は、新しいデータベースを作成してください。

統合データベースとして Oracle データベースを使用している場合、すべての Ultra Light リモートと Oracle 統合データベースが精度として同じ値を使用する必要があります。

Sybase Central では、データベースを作成するウィザードで精度を設定できます。[新しいデータベース作成パラメータ] ページで [精度] オプションを選択します。

クライアント・アプリケーションから、データベース・マネージャ・クラスに対するデータベース作成メソッドの作成パラメータの 1 つとしてこのプロパティを設定します。

参照