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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light データベースのリファレンス » Ultra Light 作成パラメータ

 

Ultra Light nearest_century 作成パラメータ

文字列から日付への変換で、2 桁の年の解釈を制御します。

構文
{ ulcreate | ulinit | ulload } -o nearest_century=value;...
指定可能な値

整数 (0 ~ 100)

デフォルト

50

備考

Ultra Light では、期待値が日付の値であれば、年が文字列内で 2 桁だけで表されている場合でも、文字列を日付に自動的に変換します。年が 2 桁の場合は、適切なロールオーバ値を設定する必要があります。この値より小さい 2 桁の年は 20yy に変換され、この値以上の年は 19yy に変換されます。

適切なロールオーバ値を決定するには、次の点を考慮します。

  • 2 桁の年の使用   年が 2 桁ではない場合は、基準年への変換は適用されません。設定した nearest_century 値よりも小さい 2 桁の年は 20yy に変換され、nearest_century 値以上の年は 19yy に変換されます。

    4 桁の年を格納して、間違った変換の問題を防ぐことをおすすめします。あいまいさのない日付と時刻の使用を参照してください。

  • 統合データベースの互換性    たとえば、従来の SQL Anywhere では、年に 1900 を加算していました。Adaptive Server Enterprise では基準年を使用するので、yy が 50 より小さい場合は 20yy になります。

  • 日付の意味:過去または未来   誕生年は、過去のことなので、小さいロールオーバ値が必要です。したがって、yy が 20 未満の年は 20yy に設定してください。これに対して、日付が有効期限の場合は、未来のことなので、大きい値の方が理にかなっています。

既存のデータベースの基準年は変更できません。変更する必要がある場合は、新しいデータベースを作成してください。

Sybase Central では、データベースを作成するウィザードで基準年を設定できます。[新しいデータベース作成パラメータ] ページで[基準年] オプションを選択します。

クライアント・アプリケーションから、データベース・マネージャ・クラスに対するデータベース作成メソッドの作成パラメータの 1 つとしてこのプロパティを設定します。

参照