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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light データベースのリファレンス » Ultra Light ユーティリティ

 

Ultra Light データベース検証ユーティリティ (ulvalid)

Ultra Light データベースのフル (通常の) 検証を実行します。これには、次のものが含まれます。

  • データベース・ページ ‐ チェックサムが有効な場合にこれを使用してすべてのデータベース・ページを検証します (checksum_level データベース作成パラメータを参照してください)。特定の重要なページには必ずチェックサムが含まれており、チェックサムのないページにも基本的な妥当性検査が実行されます。

  • テーブル ‐ テーブルのロー数が各インデックスの数と一致していることをチェックしてテーブルを検証します。

  • インデックス ‐ エントリが有効なローを参照することをチェックしてインデックスを検証します。ulvalid -e では、テーブルの検証のみを行うエクスプレス・チェックを実行します。

構文
ulvalid -c "connection-string" [ options ] 
オプション 説明
-c "connection-string" 必須。connection-string で指定するデータベースに接続します。ユーザ ID とパスワードの両方を指定しなかった場合は、デフォルトの UID DBA と PWD sql が使用されます。
-e

エクスプレス検証。テーブルの検証のみを実行します。このオプションを使用すると、通常の検証よりも速く検証できます。

-oa データベースが Ultra Light の旧バージョンで作成されたことをプロセスが識別した場合、そのプロセスをキャンセルします。
-or

読み込み専用モードでデータベースを開きます。Ultra Light によって、元のファイルのコピーが作成されます。このコピーを使用すると、データベースを変更しないでスクリプトをテストできます。コピーされたファイルの変更内容は終了時に破棄されます。

すでに Windows Mobile デバイスに配備されているデータベースにデスクトップから直接接続している場合は、このパラメータはサポートされません。

-ou Ultra Light の旧リリース・バージョンで作成されたデータベースをアップグレードします。
-q ユーティリティをクワイエット・モードで実行するように設定します。情報のバナー、バージョン番号、ステータス・メッセージが非表示になります。エラー・メッセージは引き続き表示されます。
-v 冗長メッセージを表示します。
備考

データベースの検証によってテーブル・メタデータの精度を検証し、ファイルが破損していないことを確認します。

参照

データベース sample.udb のエクスプレス検証の例は、クワイエット・モードで動作します。

ulvalid -c DBF=sample.udb -e -q