Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light データベースの使用 » Ultra Light のデバイスへの配備

 

Ultra Light の ActiveSync プロバイダの配備

Ultra Light ActiveSync プロバイダは、ユーザがデスクトップからデバイスにアクセスするためのソフトウェア・モジュールです。他のソフトウェア・コンポーネントと同様に、必要なファイルをデバイスに配備して、Ultra Light が Windows Mobile ActiveSync または Palm OS HotSync ソフトウェアとともに動作するようにする必要があります。

Ultra Light は、開発の段階で SQL Anywhere インストーラを使用して、デスクトップにインストールすることになります。ただし、Ultra Light をエンド・ユーザに配備する場合は、エンド・ユーザのコンピュータに ActiveSync プロバイダを手動でインストールして登録してください。これにより、ActiveSync は特定のアプリケーションに対してプロバイダの特定のインスタンスを呼び出すタイミングを認識します。

  • mlasinst.exe   ActiveSync プロバイダをインストールして、ActiveSync Manager で登録します。このユーティリティは、同期用に ActiveSync プロバイダで使用するアプリケーションも登録します。

  • mlasdesk.dll   ActiveSync Manager によってデスクトップにロードされる DLL。DLL ファイルのロケーションは、mlasinst.exe によって ActiveSync Manager に登録されます。

  • mlasdev.dll   ActiveSync Manager によってデバイスにロードされる DLL。DLL ファイルは、mlasinst.exe によってデバイスの正しいロケーションに配備されます。

  • dblgen11.dll   言語リソース・ライブラリ。

サポートされているプロバイダ・プラットフォームのリストについては、[external link] http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。

♦  ActiveSync アプリケーションをインストールするには、次の手順に従います。
  1. エンド・ユーザのコンピュータで次のことを確認します。

    • ActiveSync Manager がインストールされていること。

    • ActiveSync プロバイダ・ファイルが開発コンピュータからエンド・ユーザのハード・ドライブにコピーされていること。

  2. mlasinst を実行して、ActiveSync のプロバイダをインストールします。このユーティリティを使用して、Ultra Light アプリケーションをユーザの Windows Mobile デバイスに登録して配備することもできます。ただし、可能かどうかは、使用するコマンド・ライン構文によります。Ultra Light アプリケーションで複数のファイルを使用する場合は、必要なファイルを手動でコピーしてください。

    次の例では、mlasdesk.dll および mlasdev.dll が現在のディレクトリにあることを前提にしています。-k オプションと -v オプションが使用されています。-p オプションと -x オプションは、ActiveSync によって起動されるアプリケーションに対するコマンド・ライン・オプションです。

    mlasinst "C:\My Files\myULapp.exe" "\Program Files\myULapp.exe"
       "My Application" MYAPP -p -x -v -k

    このユーティリティを使用して、事前にコンパイルされた ARM 5.0 プロセッサの CustDB を配備すると、コマンド・ラインは次のようになります。

    mlasinst -v "install-dir\UltraLite\ce\arm.50"
    "install-dir\UltraLite\ce\arm.50\custdb.exe" custdb.exe CustDB CUSTDBDEMO
    注意

    ActiveSync を使用して、後で Ultra Light アプリケーションを登録することもできます。ActiveSync Manager を使用したアプリケーションの登録を参照してください。

  3. ActiveSync が新しいプロバイダを認識できるよう、コンピュータを再起動します。

  4. Mobile Link プロバイダを有効にします。

    1. [ActiveSync] ウィンドウで [オプション] をクリックします。

    2. リストにある [Mobile Link クライアント] を有効にして [OK] をクリックし、Mobile Link プロバイダをアクティブにします。

    3. 登録されたアプリケーションのリストを表示するには、[オプション] をクリックし、[Mobile Link クライアント] を選択して [設定] をクリックします。

参照