Ultra Light データベースを使用しているアプリケーションが予期せずに停止した場合、アプリケーションを再起動すると、Ultra Light データベースは自動的に一貫性が保たれた状態にリカバリされます。障害が発生する前にメモリにフラッシュ済みのすべてのコミットされたトランザクションは、Ultra Light データベースに保持されます。障害発生時にフラッシュされていないすべてのトランザクションは、ロールバックされます。
Ultra Light では、リカバリの実行にトランザクション・ログを使用しません。各ローのステータス情報を保存して、リカバリ時のローの処理を決定します。Ultra Light でのローのステータスを参照してください。
Ultra Light は、システム障害に対する保護機能は備えていますが、メディア障害に対する保護機能はありません。Ultra Light アプリケーションのバックアップ作成に最適な方法として、統合データベースとの同期を行うことが挙げられます。Ultra Light データベースをリストアするには、空のデータベースを作成し、統合データベースと同期してデータを移植します。
Ultra Light の小規模な配備環境では、データベース・ファイルをデスクトップ・コンピュータにコピーすることで手動バックアップを実行できます。
Palm OS の場合は、PALM_ALLOW_BACKUP 接続パラメータを true に設定することもできます。この設定により、データベースを HotSync を使用してバックアップできます。Ultra Light PALM_ALLOW_BACKUP 接続パラメータを参照してください。
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