SQL コマンドを実行するか、コマンド・ファイルを実行します。
dbisql -c "connection-string" -ul [ options ] [ dbisql-command | command-file ]
| オプション | 説明 |
|---|---|
| @data |
指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み出します。指定された環境変数と設定ファイルが両方とも存在する場合は、環境変数が使用されます。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化できます。設定ファイルの使用を参照してください。 |
| -c "connection-string" | 必須。connection-string の DBF 接続パラメータまたは file_name 接続パラメータで指定するデータベースに接続します。ユーザ ID とパスワードの両方を指定しなかった場合は、デフォルトの UID DBA と PWD sql が使用されます。 |
| -d delimiter |
コマンド・デリミタを指定します。デリミタを囲む引用符は省略可能ですが、コマンド・シェル自体がデリミタを特別な方法で解釈するときは必ず指定します。 コマンド・デリミタは、データベースに格納されている設定に関係なく、その Interactive SQL セッション中のすべての接続に使用されます。 |
| -d1 | ユーザが明示的に実行するすべての文をコマンド・ウィンドウ (STDOUT) にエコーします。このエコーによって、SQL スクリプトのデバッグ、または Interactive SQL が長文の SQL スクリプトを処理しているときに有用なフィードバックが提供されます。 |
| -f filename |
filename というファイルを開きますが、実行しません。ファイル名にスペースが含まれる場合はファイル名を引用符で囲みます。 -f オプションが指定されている場合、-c オプションは無視されます。つまり、データベースへの接続は確立されません。 ファイルへのフル・パスを指定なかった場合は、現在のディレクトリへの相対パスと想定されます。そのファイルが存在しない場合、またはファイルではなくディレクトリである場合は、Interactive SQL がエラー・メッセージを出力して停止します。 このオプションは、Interactive SQL をウィンドウ・ベースのアプリケーションで実行している場合のみサポートされます。 |
| -nogui | コマンド・プロンプト・モードで実行します。dbisql-command または command-file のいずれかを指定する場合、-nogui が使用されます。 |
| -onerror behavior |
コマンド・ファイルからデータを読み出し中にエラーが起こった場合の事象を制御します。behavior には次のいずれかの値を定義できます。
|
| -q | ユーティリティをクワイエット・モードで実行するように設定します。情報のバナー、バージョン番号、ステータス・メッセージが非表示になります。エラー・メッセージは引き続き表示されます。 |
| -ul |
デフォルトで Ultra Light データベースに接続します。 Interactive SQL では、デフォルトで SQL Anywhere データベースに接続すると見なされます。-ul オプションを指定すると、デフォルトが Ultra Light への接続になります。デフォルトに設定されているデータベースのタイプに関係なく、SQL Anywhere または Ultra Light のデータベースに接続できます。[接続] ウィンドウのドロップダウン・リストからデータベースのタイプを選択して、このアクションを実行します。 |
| -version |
Interactive SQL のバージョン番号を表示します。Interactive SQL 内から [ヘルプ] - [Interactive SQL について] を選択して、バージョン番号を参照することもできます。 |
| -x | コマンドをスキャンしますが、実行しません。このオプションは、長いコマンド・ファイルの構文エラーをチェックする場合に有用です。 |
| SQL-command | command-file |
SQL 文または指定された command-file を実行します。 SQL-statement または command-file を指定しなかった場合、Interactive SQL は対話型モードになり、コマンドをコマンド・ウィンドウに入力できます。 |
Interactive SQL を使うと、SQL コマンドを実行したり、コマンド・ファイルを実行したりできます。また、次の項目に関するフィードバックも提供します。
Ultra Light データベースに接続する場合、SQL Anywhere に固有のメニュー項目がインタフェースに表示されません。たとえば、[ツール] - [プロシージャ名のルックアップ] や [ツール] - [インデックス・コンサルタント] は表示されません。
Ultra Light では、照合にコード・ページとソート順が含まれます。したがって、コード・ページの番号は、Ultra Light の照合名の一部として表示される番号に対応します。コマンド・プロンプトで ulcreate -l を実行すると、サポートされている照合と対応するコード・ページのリストが表示されます。
INPUT、OUTPUT、または READ 文の ENCODING 句を使用して、ファイルの読み込みまたは書き込みをするときに使用するコード・ページを指定できます。たとえば、英語版の 32 ビット Windows デスクトップ・コンピュータでは、ウィンドウを使用するプログラムは 1252 (ANSI) コード・ページを使用します。297 (IBM France) コード・ページを使用して作成された status.txt というファイルを Interactive SQL で読み込むには、次の文を使用します。
READ ENCODING 297 status.txt; |
終了コードは、0 (成功) または 0 以外の値 (失敗) です。0 以外の終了コードが設定されるのは、(SQL 文またはスクリプト・ファイル名を指定したコマンド・ラインによって) Interactive SQL をバッチ・モードで実行した場合だけです。
コマンド・ライン・モードのとき、Interactive SQL は、処理の成功または失敗をプログラム終了コードを設定することで示します。Windows オペレーティング・システムでは、プログラム終了コードに対して環境変数 ERRORLEVEL が設定されます。
次のコマンドは、Ultra Light の CustDB.udb データベースに対してコマンド・ファイル mycom.sql を実行します。ユーザ ID とパスワードが定義されていないため、デフォルトのユーザ ID DBA とパスワード sql が使用されます。コマンド・ファイルにエラーがあった場合は、処理は終了します。
dbisql -ul -c DBF=CustDB.udb -onerror exit mycom.sql |
| Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |