ユニークな識別子の値 (UUID または GUID) を文字列の値に変換します。
バージョン 9.0.2 より前に作成されたデータベースでは、UUID 値のバイナリ表現と文字列表現の間を変換するための STRTOUUID 関数と UUIDTOSTR 関数が必要です。
バージョン 9.0.2 以降を使用して作成されたデータベースでは、UNIQUEIDENTIFIER データ型がネイティブ・データ型に変更されています。これらのバージョンでは STRTOUUID 関数と UUIDTOSTR 関数を使用する必要はありません。
詳細については、Ultra Light のデータ型を参照してください。
UUIDTOSTR( uuid-expression )
uuid-expression ユニークな識別子の値。
VARCHAR
ユニークな識別子を、フォーマットが xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx の文字列値に変換します。ここで、x は 16 進数です。バイナリ値が有効な uniqueidentifier でない場合は、NULL を返します。
この関数は、UUID 値を表示する場合に役立ちます。
SQL/2003 ベンダ拡張。
次の文は、2 つのカラムを持つテーブル mytab を作成します。カラム pk は uniqueidentifier データ型で、カラム c1 は integer データ型です。それぞれに値 1 と値 2 を持つ 2 つのローをカラム c1 に挿入します。
CREATE TABLE mytab( pk UNIQUEIDENTIFIER PRIMARY KEY DEFAULT NEWID(), c1 INT ); INSERT INTO mytab( c1 ) values ( 1 ); INSERT INTO mytab( c1 ) values ( 2 ); |
次の SELECT 文を実行すると、新規に作成したテーブルのすべてのデータを返します。
SELECT * FROM mytab; |
2 つのカラムと 2 つのローを持ったテーブルが表示されます。カラム pk に表示される値は、バイナリ値です。
ユニークな識別子の値を読みやすい形式に変換するには、次のコマンドを実行します。
SELECT UUIDTOSTR(pk), c1 FROM mytab; |
UUIDTOSTR 関数は、バージョン 9.0.2 以降で作成されたデータベースでは不要です。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |