ActiveSync は、Microsoft 社が提供するソフトウェアで、Windows を実行しているデスクトップ・コンピュータと、そのコンピュータに接続された Windows Mobile ハンドヘルド・デバイスとの間のデータの同期を処理します。Ultra Light は ActiveSync バージョン 3.5 以降をサポートしています。
この項では、ActiveSync プロバイダをアプリケーションに追加する方法について説明します。また、エンド・ユーザのコンピュータ上の ActiveSync で使用するアプリケーションの登録方法についても説明します。
ActiveSync を使用する場合、同期を開始できるのは、ActiveSync 自体だけです。デバイスがクレードルにある場合や、[ActiveSync] ウィンドウで同期コマンドが選択された場合に、ActiveSync は同期を自動的に開始します。Mobile Link プロバイダは、アプリケーションを起動し (まだ動作していなかった場合)、アプリケーションにメッセージを送ります。
ActiveSync の同期の設定については、ActiveSync を使用するアプリケーションの配備を参照してください。
ActiveSync プロバイダは wParam パラメータを使用します。wParam の値が 1 の場合、アプリケーションが ActiveSync 用 Mobile Link プロバイダによって起動されたことを示します。同期の完了後、アプリケーションは自動的に停止しなければなりません。アプリケーションが ActiveSync 用 Mobile Link プロバイダに呼び出されたときに、アプリケーションがすでに動作していた場合、wParam の値は 0 になります。アプリケーションが動作を継続する必要があれば、wParam パラメータを無視できます。
プロバイダがサポートされているプラットフォームを確認するには、「 プラットフォーム別 SQL Anywhere コンポーネント」を参照してください。
同期の追加方法は、Windows API を直接使用しているか、Microsoft Foundation Classes を使用しているかによって異なります。ここでは、両方の開発モデルについて説明します。
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