CustDB は簡単な販売管理アプリケーションです。CustDB は SQL Anywhere インストール環境の samples-dir\UltraLite\ ディレクトリにあります。汎用ファイルは CustDB サブディレクトリにあります。Windows Mobile 用のファイルは CustDB の EVC サブディレクトリにあります。
CustDB アプリケーションは、eMbedded Visual C++ 3.0 プロジェクトとして提供されます。
サンプルのデータベース・スキーマの図については、CustDB サンプル・データベースについてを参照してください。
eMbedded Visual C++ を起動します。
使用する eMbedded Visual C++ のバージョンに対応した、次のいずれかのプロジェクト・ファイルを開きます。
eVC 3.0 の場合は samples-dir\UltraLite\CustDB\EVC\EVCCustDB.vcp
eVC 4.0 の場合は samples-dir\UltraLite\CustDB\EVC40\EVCCustDB.vcp
[ビルド] - [アクティブ プラットフォームの設定] を選択し、ターゲット・プラットフォームを設定します。
選択するプラットフォームを設定します。
[ビルド] - [アクティブ構成の設定] を選択し、構成を選択します。
選択するアクティブ構成を設定します。
Pocket PC x86em エミュレータ・プラットフォーム用の CustDB を構築する場合にかぎり、次の手順を実行します。
[プロジェクト] - [設定] を選択します。
[リンク] タブの [オブジェクト/ライブラリ モジュール] フィールドで、Ultra Light ランタイム・ライブラリ・エントリを、emulator ディレクトリではなく emulator30 ディレクトリに変更します。
アプリケーションを構築します。
[F7] キーを押すか、[ビルド] - [EVCCustDB.exe をビルド] を選択して、CustDB を構築します。
アプリケーションの構築が完了すると、eMbedded Visual C++ は自動的に、そのアプリケーションをリモート・デバイスにアップロードしようとします。
Mobile Link サーバを起動します。
Mobile Link サーバを起動するには、[スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [Mobile Link] - [同期サーバのサンプル] を選択します。
CustDB アプリケーションを実行します。
CustDB アプリケーションを実行する前に、custdb データベースをデバイスのルート・フォルダにコピーする必要があります。samples-dir\UltraLite\CustDB\custdb.udb というデータベース・ファイルをデバイスのルートにコピーします。
[Ctrl + F5] キーを押すか、[ビルド] - [実行 CustDB.exe] を選択します。
サンプル・プロジェクトでは、可能なかぎり環境変数を使用しています。アプリケーションを正しく構築するために、プロジェクトの調整が必要になることもあります。問題が発生した場合は、Microsoft Visual C++ のフォルダに足りないファイルがないかどうか調べ、適切なディレクトリ設定を追加してみてください。
Embedded SQL の場合、構築プロセスでは、CustDB.sqc ファイルを CustDB.cpp ファイルに変換するときに、SQL プリプロセッサ sqlpp を使用します。すべての Embedded SQL を 1 つのソース・モジュールに収めることができる小規模の Ultra Light アプリケーションでは、1 つのステップで処理できるこの方法が便利です。大規模な Ultra Light アプリケーションでは、複数の sqlpp 呼び出しを使用する必要があります。
Embedded SQL アプリケーションの構築を参照してください。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |