Palm OS では、ユーザが別のアプリケーションに切り替えると、アプリケーションがシステムによって自動的に終了します。そのため、Palm OS 上で Ultra Light データベースを暗号化する場合は、アプリケーションに切り替えるたびにキーの再入力を要求するプロンプトが表示されます。
Palm の機能として、暗号化キーを動的メモリに保存します。
機能には、作成者と機能番号のインデックスが付けられます。アプリケーションでは、各自の作成者 ID または NULL を、機能番号または NULL と一緒に渡して、暗号化キーを保存したり取り出したりできます。
アプリケーションで、再起動時にキーを取り出すようにプログラミングします。
デバイスのリセット時は暗号化キーがクリアされるため、そのときはキーの取り出しに失敗します。この場合、キーの再入力を要求するプロンプトが表示されます。
次のサンプル・コード (Embedded SQL) は、暗号化キーの保存と取り出し方法を示しています。
startupRoutine() { ul_char buffer[MAX_PWD]; if( !ULRetrieveEncryptionKey( buffer, MAX_PWD, NULL, NULL ) ){ // prompt user for key userPrompt( buffer, MAX_PWD ); if( !ULSaveEncryptionKey( buffer, NULL, NULL ) ) { // inform user save failed } } } |
メニュー項目を使用して、暗号化キーをクリアしてデバイスがセキュリティで保護されるようにします。
次のコード・サンプルは、この目的を達成する方法を示しています。
case MenuItemClear ULClearEncryptionKey( NULL, NULL ); break; |
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