ULValue クラス

構文

public ULValue

備考

ULValue クラスです。

ULValue クラスは、Ultra Light カーソルに格納されるデータ型に対するラッパーです。このため、データ型を気にすることなくデータを格納でき、Ultra Light C++ コンポーネントとの間で値をやり取りするために使用されます。

ULValue クラスには、多数のコンストラクタとキャスト演算子が含まれるため、多くの場合、ULValue クラスを明示的にインスタンス化しなくても、ULValue クラスをシームレスに使用できます。

任意の基本 C++ データ型からオブジェクトを構成したり割り当てたりすることができます。任意の基本 C++ データ型にキャストすることもできます。

   x( 5 );       ULValue// Example of ULValue's constructor
   y = 5;        ULValue// Example of ULValue's assignment operator
  int z = y;            // Example of ULValue's cast operator

この例は、文字列でも使用できます。

   x( UL_TEXT( ULValue"hello" ) );
   y = UL_TEXT( ULValue"hello" );
  y.( buffer, BUFFER_LEN );    GetString// NOTE, there is no cast operator

多くの場合、ULValue クラスオブジェクトの構成はコンパイラによって自動的に行われるため、明示的に構成する必要はありません。たとえば、カラムから値をフェッチするには、次の例を使用できます。

  int x = table->Get( UL_TEXT( "my_column" ) );

table->Get() 呼び出しはULValue クラスオブジェクトを返します。C++ は、整数に変換するために、キャスト演算子を自動的に呼び出します。同様に、table->Get() 呼び出しはULValue クラスパラメータをカラム識別子として使用します。これにより、フェッチされるカラムが決まります。"my_column" リテラル文字列はULValue クラスオブジェクトに自動的に変換されます。

メンバ

ULValue のすべてのメンバ (継承されたメンバも含みます) を以下に示します。