アプリケーション・プログラムで適切なアクションを実行できるようにするために、最新の同期の結果を格納する構造体です。
ul_bool ULGetSynchResult( ul_synch_result * synch-result );
synch-result 同期結果を保持する構造体。この構造体は、ulglobal.h で次のように定義されます。
typedef struct ul_synch_result { an_sql_code sql_code; char sql_error_string[]; ul_stream_error stream_error; ul_bool upload_ok; ul_bool ignored_rows; ul_auth_status auth_status; ul_s_long auth_value; SQLDATETIME timestamp; ul_bool partial_download_retained; ul_synch_status status; } ul_synch_result, * p_ul_synch_result;
個々のパラメータは次のとおりです。
sql_code 最後の同期の SQL コード。SQL コードのリストについては、SQL Anywhere のエラー・メッセージ (SQLSTATE 順)を参照してください。
sql_error_string sql_code フィールドでレポートされたエラーに関連するエラー・メッセージ・テキスト。
stream_error ul_stream_error 型の構造体。Stream Error 同期パラメータを参照してください。
upload_ok アップロードが成功した場合は true、それ以外の場合は false。
ignored_rows アップロードされたローが無視された場合は true、それ以外の場合は false。
auth_status 同期認証ステータス。Authentication Status 同期パラメータを参照してください。
auth_value Mobile Link サーバが auth_status の結果を判断するために使用する値。Authentication Value 同期パラメータを参照してください。
timestamp 最後の同期の時刻と日付。
partial_download_retained 部分的なダウンロードが保持されているかどうかを示すフラグ。
status observer 関数によって使用されるステータス情報。Observer 同期パラメータを参照してください。
処理が成功した場合は true。
処理が失敗した場合は false。
アプリケーションでは、ul_synch_result オブジェクトを割り当ててから ULGetSynchResult に渡してください。この関数は、ul_synch_result に最後の同期の結果を入れます。これらの結果は、データベースに永続的に格納されます。
Palm OS で HotSync を使用してアプリケーションを同期する場合、同期はアプリケーションの外部で行われるため、この関数を使用します。接続で設定された SQLCODE 値は、接続操作の結果そのものを表します。同期ステータスと結果は、HotSync ログにだけ書き込まれます。詳細な同期結果情報を取得するには、データベースに接続しているときに ULGetSynchResult を呼び出します。
次のコードは、前回の同期が正常に終了したかどうかをチェックします。
ul_synch_result synch_result; memset( &synch_result, 0, sizeof( ul_synch_result ) ); db_init( &sqlca ); EXEC SQL CONNECT "dba" IDENTIFIED BY "sql"; if( !ULGetSynchResult( &sqlca, &synch_result ) ) { prMsg( "ULGetSynchResult failed" ); } |
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