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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light - .NET プログラミング » チュートリアル:Ultra Light.NET アプリケーションのビルド

 

レッスン 1:Visual Studio プロジェクトの作成

次の手順では、新しい Visual Studio アプリケーションを作成および設定します。プログラミング言語として Visual Basic と C# のどちらも使用できます。

このチュートリアルでは、C# アプリケーションを設計している場合はファイルがディレクトリ C:\tutorial\uldotnet\CSApp にあり、Visual Basic アプリケーションを設計している場合はファイルがディレクトリ C:\tutorial\uldotnet\VBApp にあることを前提とします。別の名前のディレクトリを使用する場合は、チュートリアルを通じてそのディレクトリを使用してください。

♦  Visual Studio プロジェクトを作成するには、次の手順に従います。
  1. Visual Studio プロジェクトを作成します。

    • Visual Studio で、[ファイル] - [新規] - [プロジェクト] を選択します。

    • [新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されます。左ウィンドウ枠で、[Visual Basic] フォルダまたは [Visual C#] フォルダを選択します。プロジェクト・タイプとして [スマート デバイス] を選択します。

      右ウィンドウ枠で、[スマート デバイス プロジェクト] を選択し、プログラミング言語として Visual Basic と C# のどちらを使用するかに応じて、プロジェクトに VBApp または CSApp という名前を付けます。

    • C:\tutorial\uldotnet の場所を入力し、[OK] をクリックします。

    • ターゲット・プラットフォームとして [Windows Mobile 5.0 Pocket PC SDK] を選択します。[OK] をクリックします。

  2. プロジェクトに参照を追加します。

    • iAnywhere.Data.UltraLite アセンブリと、関連するリソースをプロジェクトに追加します。

      1. [プロジェクト] - [参照の追加] を選択します。

      2. 利用可能な参照のリストから [iAnywhere.Data.UltraLite (CE)] を選択します。[選択] をクリックして選択済みコンポーネントのリストに追加します。

        この参照がリストに表示されない場合は、[参照] をクリックし、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce\Assembly\v2\ サブディレクトリで探します。iAnywhere.Data.UltraLite.dll を選択し、[OK] をクリックします。

      3. 利用可能な参照のリストから [iAnywhere.Data.UltraLite (CE) JA] を選択します。[選択] をクリックして選択済みコンポーネントのリストに追加します。

        この参照がリストに表示されない場合は、[参照] をクリックし、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce\xx サブディレクトリで探します。この場合、xx は言語を示す 2 文字の略語 (英語の場合は en など) です。iAnywhere.Data.UltraLite.resources.dll を選択し、[開く] をクリックします。

      4. [OK] をクリックし、アセンブリとリソースをプロジェクトに追加します。

    • Ultra Light コンポーネントをプロジェクトにリンクします。

      ここで、リンクをコンポーネントに追加したことと、コンポーネントを開いていないことを確認します。

      1. [プロジェクト] - [既存項目の追加] を選択し、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce サブディレクトリを参照します。

      2. [ファイルの種類] リストで [実行ファイル] を選択します。

      3. 使用している Windows Mobile デバイスのプロセッサに対応するフォルダを開きます。Visual Studio 2005 以降の場合は、arm.50 フォルダを開きます。ulnet11.dll を選択し、[追加] ボタンの矢印をクリックして、[リンクとして追加] を選択します。

  3. アプリケーションのフォームを作成します。

    Visual Studio のツールボックス・パネルが表示されていない場合は、メイン・メニューから [表示] - [ツールボックス] を選択します。オブジェクトを選択して目的のロケーションのフォームにドラッグすることで、次のビジュアル・コンポーネントをフォームに追加します。

    設計 - 名前 外観 - テキスト
    Button btnInsert Insert
    Button btnUpdate Update
    Button btnDelete Delete
    TextBox txtName (テキストなし)
    ListBox lbNames (テキストなし)
    Label laName Name

    フォームは、次の図のようになります。

    [Insert]、[Update]、[Delete] の各ボタンと、テキスト・ボックス、リスト・ボックス、ラベルが表示された Visual Studio フォーム。
  4. ソリューションをビルドおよび配置します。

    ソリューションをビルドおよび配置し、Visual Studio プロジェクトが正しく設定されたことを確認します。

    1. [ビルド] - [ソリューションのビルド] を選択します。プロジェクトが正常にビルドされたことを確認します。Visual Basic アプリケーションをビルドしている場合、次の警告は無視してかまいません。

      Referenced assembly 'iAnywhere.Data.UltraLite.resources' is a localized satellite assembly

    2. [デバッグ] - [デバッグの開始] を選択します。

      これによって、アプリケーションがデバイスまたはエミュレータに配置され、起動されます。アプリケーションは、エミュレータまたはプロジェクト名に応じたデバイスのロケーション (\Program Files\VBApp または \Program Files\CSApp) に配置されます。

      配置には時間がかかる場合があります。

    3. アプリケーションがエミュレータまたはターゲット・デバイスに配置され、設計したフォーム (Form1) が正しく表示されることを確認します。

    4. エミュレータまたはターゲット・デバイスのアプリケーションを終了します。