次の手順では、新しい Visual Studio アプリケーションを作成および設定します。プログラミング言語として Visual Basic と C# のどちらも使用できます。
このチュートリアルでは、C# アプリケーションを設計している場合はファイルがディレクトリ C:\tutorial\uldotnet\CSApp にあり、Visual Basic アプリケーションを設計している場合はファイルがディレクトリ C:\tutorial\uldotnet\VBApp にあることを前提とします。別の名前のディレクトリを使用する場合は、チュートリアルを通じてそのディレクトリを使用してください。
Visual Studio プロジェクトを作成します。
Visual Studio で、[ファイル] - [新規] - [プロジェクト] を選択します。
[新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されます。左ウィンドウ枠で、[Visual Basic] フォルダまたは [Visual C#] フォルダを選択します。プロジェクト・タイプとして [スマート デバイス] を選択します。
右ウィンドウ枠で、[スマート デバイス プロジェクト] を選択し、プログラミング言語として Visual Basic と C# のどちらを使用するかに応じて、プロジェクトに VBApp または CSApp という名前を付けます。
C:\tutorial\uldotnet の場所を入力し、[OK] をクリックします。
ターゲット・プラットフォームとして [Windows Mobile 5.0 Pocket PC SDK] を選択します。[OK] をクリックします。
プロジェクトに参照を追加します。
iAnywhere.Data.UltraLite アセンブリと、関連するリソースをプロジェクトに追加します。
[プロジェクト] - [参照の追加] を選択します。
利用可能な参照のリストから [iAnywhere.Data.UltraLite (CE)] を選択します。[選択] をクリックして選択済みコンポーネントのリストに追加します。
この参照がリストに表示されない場合は、[参照] をクリックし、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce\Assembly\v2\ サブディレクトリで探します。iAnywhere.Data.UltraLite.dll を選択し、[OK] をクリックします。
利用可能な参照のリストから [iAnywhere.Data.UltraLite (CE) JA] を選択します。[選択] をクリックして選択済みコンポーネントのリストに追加します。
この参照がリストに表示されない場合は、[参照] をクリックし、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce\xx サブディレクトリで探します。この場合、xx は言語を示す 2 文字の略語 (英語の場合は en など) です。iAnywhere.Data.UltraLite.resources.dll を選択し、[開く] をクリックします。
[OK] をクリックし、アセンブリとリソースをプロジェクトに追加します。
Ultra Light コンポーネントをプロジェクトにリンクします。
ここで、リンクをコンポーネントに追加したことと、コンポーネントを開いていないことを確認します。
[プロジェクト] - [既存項目の追加] を選択し、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce サブディレクトリを参照します。
[ファイルの種類] リストで [実行ファイル] を選択します。
使用している Windows Mobile デバイスのプロセッサに対応するフォルダを開きます。Visual Studio 2005 以降の場合は、arm.50 フォルダを開きます。ulnet11.dll を選択し、[追加] ボタンの矢印をクリックして、[リンクとして追加] を選択します。
アプリケーションのフォームを作成します。
Visual Studio のツールボックス・パネルが表示されていない場合は、メイン・メニューから [表示] - [ツールボックス] を選択します。オブジェクトを選択して目的のロケーションのフォームにドラッグすることで、次のビジュアル・コンポーネントをフォームに追加します。
型 | 設計 - 名前 | 外観 - テキスト |
---|---|---|
Button | btnInsert | Insert |
Button | btnUpdate | Update |
Button | btnDelete | Delete |
TextBox | txtName | (テキストなし) |
ListBox | lbNames | (テキストなし) |
Label | laName | Name |
フォームは、次の図のようになります。
ソリューションをビルドおよび配置します。
ソリューションをビルドおよび配置し、Visual Studio プロジェクトが正しく設定されたことを確認します。
[ビルド] - [ソリューションのビルド] を選択します。プロジェクトが正常にビルドされたことを確認します。Visual Basic アプリケーションをビルドしている場合、次の警告は無視してかまいません。
Referenced assembly 'iAnywhere.Data.UltraLite.resources' is a localized satellite assembly
[デバッグ] - [デバッグの開始] を選択します。
これによって、アプリケーションがデバイスまたはエミュレータに配置され、起動されます。アプリケーションは、エミュレータまたはプロジェクト名に応じたデバイスのロケーション (\Program Files\VBApp または \Program Files\CSApp) に配置されます。
配置には時間がかかる場合があります。
アプリケーションがエミュレータまたはターゲット・デバイスに配置され、設計したフォーム (Form1) が正しく表示されることを確認します。
エミュレータまたはターゲット・デバイスのアプリケーションを終了します。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |