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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light - .NET プログラミング » Ultra Light.NET 開発の概要 » テーブル API によるデータ・アクセスと操作

 

テーブルのローのナビゲーション

Ultra Light.NET は、幅広いナビゲーション作業を行うために、テーブルをナビゲーションする複数のメソッドを提供します。

テーブル・オブジェクトは、テーブルをナビゲーションする次のメソッドを提供します。

  • MoveAfterLast   最後のローの後に移動します。

  • MoveBeforeFirst   最初のローの前に移動します。

  • MoveFirst   最初のローに移動します。

  • MoveLast   最後のローに移動します。

  • MoveNext   次のローに移動します。

  • MovePrevious   前のローに移動します。

  • MoveRelative(offset)   現在のローを基準にして、オフセットが指定した数だけローを移動します。オフセット値を正の値で指定すると、現在のテーブルのカーソル位置から前方に移動します。負の値で指定すると後方に移動します。オフセット値が 0 の場合、カーソルは移動しませんが、ロー・バッファが再配置されます。

次のサンプル・コードは、MyTable テーブルを開き、各ローの MyColumn カラムの値を表示します。

ULTable t = conn.ExecuteTable( "MyTable" );
int colID = t.GetOrdinal( "MyColumn" );
while ( t.MoveNext() ){
   System.Console.WriteLine( t.GetString( colID ) );
}

テーブル・オブジェクトを開くと、テーブルのローがアプリケーションに公開されます。デフォルトでは、ローはプライマリ・キー値の順に並んでいますが、テーブルを開くときにインデックスを指定すると特定の順序でローにアクセスできます。

次のコードは、ix_col インデックスで順序付けられた MyTable テーブルの最初のローに移動します。

ULTable t = conn.ExecuteTable( "MyTable", "ix_col" );
t.MoveFirst();

ULTable クラスULTableSchema クラスを参照してください。