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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light - .NET プログラミング » Ultra Light .NET 2.0 API リファレンス » ULConnectionParms クラス

 

AdditionalParms プロパティ

「名前=値」のペアをセミコロンで区切ったリストで、追加のパラメータを指定します。ここで指定されるのは、あまり一般的に使用されないパラメータです。

構文
Visual Basic
Public Property AdditionalParms As String
C#
public string  AdditionalParms { get; set; }
プロパティ値

「キーワード=値」をセミコロンで区切ったリストによる追加のパラメータ。keyword=value リストの値は、ULConnection.ConnectionString のルールに従う必要があります。デフォルトは NULL 参照 (Visual Basic の Nothing) です。

備考

ページ・サイズや予約サイズのパラメータの値は、バイト単位で指定します。キロバイトの単位を示すにはサフィックス k または K を使用し、メガバイトの単位を示すにはサフィックス m または M を使用します。

追加のパラメータを次に示します。

キーワード

説明

dbn

接続する必要のある、ロードしたデータベースを識別します。

データベースが起動されると、データベース名が割り当てられます。データベース名は、dbn パラメータを使用して明示的に割り当てられるか、または拡張子とパスが削除されたベース・ファイル名を使用して Ultra Light によって割り当てられます。

接続が開かれると、Ultra Light は dbn が一致する実行中のデータベースをまず検索します。一致するデータベースが見つからない場合、Ultra Light は適切なデータベースのファイル名のパラメータ (DatabaseOnCE または DatabaseOnDesktop) を使用して、新しいデータベースを起動します。

このパラメータが必要なのは、同じベース・ファイル名を持つ 2 つの異なるデータベースにアプリケーション (または Ultra Light エンジン) がアクセスする場合です。

このパラメータが使用されるのは、ULConnection.Open を使用して接続を開いたときだけです。

ordered_table_scans

ORDER BY 句を指定しない SQL クエリで、デフォルトで順序付けされたテーブル・スキャンを実行するかどうかを指定します。

リリース 10.0.1 では、Ultra Light で動的 SQL を使用するとき、クエリ実行の順序は重要ではありません。Ultra Light は、プライマリ・キー・インデックスを使用するのではなく、データベース・ページからローに直接アクセスします。これにより、ローをフェッチするパフォーマンスが改善されました。この最適化を使用するには、クエリが読み込み専用であり、すべてのローをスキャンする必要があります。

ローが特定の順序に並べることを期待する場合は、SQL クエリに ORDER BY 文を指定します。ただし、一部のアプリケーションでは、プライマリ・キーの順にローを返すようなデフォルトの動作に依存する可能性があります。このような場合は、ordered_table_scans パラメータを 1 (true、yes、on) に設定し、テーブル上で反復するときに以前の動作に戻すようにすることが必要です。

ordered_table_scans を 1 (true、yes、on) に設定しても、ORDER BY 句を指定しなかったり、クエリがインデックスを利用できなかったりすると、Ultra Light はプライマリ・キーを使用してデフォルトの動作を実行します。

次のパラメータ文字列を使用すると、Ultra Light は以前のリリースと同じように動作します。

createParms.AdditionalParms = "ordered_table_scans=yes"

デフォルトは 0 (false、off、no) です。

このパラメータが使用されるのは、ULConnection.Open を使用して接続を開いたときだけです。

詳細については、Ultra Light 接続パラメータを参照してください。

reserve_size

Ultra Light の永続的データの保管に使用する、ファイル・システム領域を予約します。

reserve_size パラメータを使用すると、データを挿入することなく、Ultra Light データベースが必要とするファイル・システム領域を事前に割り付けることができます。ファイル・システムの領域を予約すると、パフォーマンスが多少向上し、メモリが不足するという障害を防ぐことができます。デフォルトでは、永続ストア・ファイルのサイズは、アプリケーションがデータベースを更新して、サイズを大きくする必要が生じた場合にだけ大きくなります。

reserve_size で予約されるファイル・システム領域には、未加工データだけでなく、永続ストア・ファイルのメタデータも含まれることに注意してください。データベースのデータ量から、必要なファイル・システム領域を計算する場合は、メタデータのオーバヘッドとデータの圧縮を考慮してください。テスト・データを入れてデータベースを実行し、永続ストア・ファイルのサイズを確認することをおすすめします。

reserve_size パラメータは、起動時に永続ストア・ファイルを設定された予約サイズまで大きくすることにより、領域を予約します。これは、そのファイルが以前に存在していたかどうかに関係なく行われます。このファイルはトランケートされません。

次のパラメータ文字列では、起動時に永続ストア・ファイルのサイズが最低 2 MB 確保されます。

createParms.AdditionalParms = "reserve_size=2m"

このパラメータが使用されるのは、ULConnection.Open を使用して接続を開いたときだけです。

start

ロケーションを指定して、Ultra Light エンジンを開始します。

現在実行中でないエンジンに接続する場合は、StartLine (START) 接続パラメータだけを指定します。

ロケーションの指定は、Ultra Light エンジンがシステム パスに登録されていない場合にのみ必要です。

Ultra Light.NET で Ultra Light エンジンを使用する方法の詳細については、RuntimeType プロパティを参照してください。

参照