Ultra Light データベースへの接続を開く接続文字列を作成します。頻繁に使用する接続パラメータは、ULConnectionStringBuilder オブジェクトの個々のプロパティです。このクラスは継承できません。
Visual Basic Public NotInheritable Class ULConnectionStringBuilder Inherits DbConnectionStringBuilder
C# public sealed class ULConnectionStringBuilder: DbConnectionstring Builder
制限:ULConnectionStringBuilder クラスは、.NET Compact Framework 2.0 では使用できません。
ULConnectionStringBuilder オブジェクトは、接続を開くパラメータ (ULConnection.Open)、またはデータベースを削除するパラメータ (ULDatabaseManager.DropDatabase) を指定するために使用します。
前後のスペースは、すべての値で無視されます。値には、前後のスペースやセミコロン (;) を含めることはできません。また、一重引用符 (') または二重引用符 (") で始めることはできません。
接続文字列を作成するときは、データベースを識別し、オプションの接続設定を指定する必要があります。ULConnectionStringBuilder オブジェクトで適切なプロパティを設定して、接続パラメータをすべて指定したら、System.Data.Common.DbConnectionStringBuilder.ConnectionString を使用して接続文字列を作成します。作成した文字列は、ULConnection(String) コンストラクタで新しい ULConnection を作成したり、既存の ULConnection オブジェクトの ULConnection.ConnectionString を設定したりするのに使用されます。
Identifying the database
各インスタンスには、データベースへのプラットフォーム固有のパスがあります。実行されているプラットフォームに対応する値だけが使用されます。たとえば、次のコードでは、パス \UltraLite\mydb1.udb は Windows Mobile で使用され、mydb2.udb はその他のプラットフォームで使用されます。
' Visual Basic Dim dbName As ULConnectionStringBuilder = _ new ULConnectionStringBuilder dbName.DatabaseOnCE = "\UltraLite\mydb1.udb" dbName.DatabaseOnDesktop = "somedir\mydb2.udb" // C# ULConnectionStringBuilder dbName = new ULConnectionStringBuilder(); dbName.DatabaseOnCE = "\\UltraLite\\mydb1.udb"; dbName.DatabaseOnDesktop = @"somedir\mydb2.udb"; |
Ultra Light データベース・ファイルに推奨されるファイル拡張子は .udb です。Windows Mobile デバイスでは、デフォルトのデータベースは \UltraLiteDB\ulstore.udb です。その他の Windows プラットフォームでは、デフォルトのデータベースは ulstore.udb です。C# では、パス内の円記号をエスケープするか、アットマーク (@) で囲まれた文字列リテラルを使用する必要があります。
複数のデータベースを使用している場合は、各データベースのデータベース名を指定する必要があります。詳細については、DatabaseName プロパティを参照してください。
Optional connection settings
アプリケーションでの必要性やデータベースの作成方法によっては、デフォルト以外の ULConnectionStringBuilder.UserID や ULConnectionStringBuilder.Password、データベースの ULConnectionStringBuilder.DatabaseKey、接続の ULConnectionStringBuilder.CacheSize を指定することが必要になる場合があります。複数の接続を使用するアプリケーションでは、各接続に対してユニークな ULConnectionStringBuilder.ConnectionName を指定する必要があります。
データベースは、1 人の認証済みユーザ DBA で作成されます。このユーザの最初のパスワードは sql です。デフォルトでは、ユーザ ID DBA とパスワード sql を使用して、接続が開かれます。デフォルトのユーザを無効にするには、ULConnection.RevokeConnectFrom を使用します。ユーザを追加したりユーザのパスワードを変更するには、ULConnection.GrantConnectTo を使用します。
データベースを作成したときに暗号化キーを指定した場合は、そのデータベースへの以後の接続では、すべて同じ暗号化キーを使用する必要があります。データベースの暗号化キーを変更するには、ULConnection.ChangeEncryptionKey を使用します。
詳細については、Ultra Light 接続パラメータを参照してください。
ULConnectionStringBuilder メンバ
ULConnectionStringBuilder コンストラクタ
CacheSize プロパティ
ConnectionName プロパティ
DatabaseKey プロパティ
DatabaseName プロパティ
DatabaseOnCE プロパティ
DatabaseOnDesktop プロパティ
Item プロパティ
OrderedTableScans プロパティ
Password プロパティ
ReserveSize プロパティ
StartLine プロパティ
UserID プロパティ
ContainsKey メソッド
EquivalentTo メソッド
GetShortName メソッド
Remove メソッド
TryGetValue メソッド
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