ローの挿入手順は、ローの更新手順とほぼ同じです。ただし、挿入操作の場合は、テーブル内のローをあらかじめ指定する必要はありません。テーブルへのローの挿入順序に意味はありません。
次のコードでは、新しいローが挿入されます。
t.InsertBegin(); t.SetInt( id, 3 ); t.SetString( lname, "Carlo" ); t.Insert(); |
カラムの値を設定しない場合、そのカラムにデフォルト値があるときはデフォルト値が使用されます。カラムにデフォルトがない場合は、次のエントリが使用されます。
NULL 入力可のカラムの場合は NULL
NULL 入力不可の数値カラムの場合は 0
NULL 入力不可の文字カラムの場合は空の文字列
明示的に値を NULL に設定するには、setDBNull メソッドを使用します。
更新操作の場合は、コミットを実行したときに、永続的な記憶領域のデータベースに挿入が適用されます。AutoCommit モードでは、挿入メソッドの一部としてコミットが実行されます。
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