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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light J » Ultra Light J の使用 » Ultra Light J アプリケーションの開発 » Mobile Link との同期

 

CustDB アプリケーションの同期

CustDB (顧客データベース) は、SQL Anywhere と同時にインストールされるサンプル・データベースです。CustDB データベースは、販売注文用の簡単なデータベースです。

アプリケーションの検索と配備

Ultra Light J のインストールには、CustDB データベースに関連するサンプルの BlackBerry アプリケーションが含まれています。このアプリケーションの名前は CustDB で、ソース・コードと関連ファイルは、sample-dir\ultralitej\CustDB\ ディレクトリにあります。CustDB ディレクトリには、Research In Motion (RIM) JDE を使用して開くことのできるプロジェクト・ファイルが含まれています。

CustDB アプリケーションは、BlackBerry ブラウザに次の URL を指定して BlackBerry に直接ダウンロードし、動作を確認できます。

http://ultralitej.sybase.com/
CustDB アプリケーションの関連ファイル
  • CustDB.java   このファイルには、基本的なデータベース・アクセス・メソッドがすべて含まれています。これらのメソッドには、データベースの作成、データベースへの接続、注文の挿入、削除、更新などのメソッドがあります。このファイルには、バックエンド・サーバと通信するデータベース呼び出しの多くが含まれています。

  • SchemaCreator.java   このファイルには、Ultra Light J を使用してデバイス上にテーブルを作成するコードが含まれています。

CustDB アプリケーションの使用

CustDB プログラムは、最初の起動時に、CustDB データベースをホストするサーバと対話するために必要な情報を収集します。ここで、クエリに使用する Employee ID (50 を推奨します)、データベースをホストするサーバのホスト名または IP アドレス、サーバとの接続に使用するポート番号を指定します。

初期起動画面

これらの値が指定されて設定が保存されると ([Menu] - [Save])、アプリケーションは指定されたサーバと同期します。アプリケーションは、指定した従業員番号 (50) に対応する Employee ID と一致する注文だけをサーバからダウンロードします。オープン状態になっている注文のみが選択されます (注文のステータスは、Open、Approved、Denied のいずれかです)。

それぞれの注文が、顧客名 (Customer Name)、注文品 (Ordered Product)、注文数 (Ordered Quantity)、価格 (Price)、割引 (Discount) の情報とともに画面に表示されます。また、画面には注文の現在のステータス (Status) とその注文に関するメモ (Notes) も表示されます。

メインの注文表示画面

この画面では、注文にメモを書き加えたり、注文のステータスを Approved や Denied に変更したりすることができます。[Next] ボタンと [Previous] ボタンを使用して注文をナビゲーションできます。

CustDB プログラムでも、データベースに新しい注文を追加できます。新しい注文を追加するには、[Menu] - [New Order] をクリックします。

新しい注文画面

必要な注文数と割引情報を入力できます。

アプリケーションを終了する前に、メイン・メニューから [Synchronize] を選択して、変更内容と新しい注文をサーバと同期します。

アプリケーション・メニュー画面